...飛行機の全幅は何メートルですか? ...
...この道路の全幅は十メートルだ...
...その橋の全幅は広くないので、車線がぎゅうぎゅうになる...
...僕は全幅を活かして新しいアイデアを出した...
...彼女は全幅にわたって私をサポートしてくれた...
...それを破壞する權能をも含めた全幅の支配權を考へるのが常だから...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...又彼女はそれを全幅的に受け入れ...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...蜒蜿として湖西の天を蔽ふて聳えてゐる比良岳がその雄大なる山容の全幅を雙眸の中に展開して來た...
近松秋江 「湖光島影」
...全幅の服従と絶対の没我とをもって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...或る人物なり或る事件なりを全幅的に描くことは困難であって...
豊島与志雄 「長篇小説私見」
...わたしの全幅を領するのでした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...人物思想の全幅(ぜんぷく)に傾倒するというには...
中里介山 「大菩薩峠」
...いつか全幅の考えを奪われてしまった...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...引続き蕃殖力がその全幅の作用を発揮するのを阻止するであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...前の疲れが全幅の力と結果とを現わしてき...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この反対論はその全幅正当な重要性を有つべきである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...内奥にある温かさの全幅が実に真率に表現される...
宮本百合子 「熱き茶色」
...而も他のあるものにとってはこのたった五つの字が存在の全幅にかかわっている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全幅的に恒常的に永続的に劇団活動をすることを命ずるであろう...
三好十郎 「俳優への手紙」
...何物の障礙(しょうがい)をもこうむらずにこの男の意志の全幅を領していたのである...
森鴎外 「阿部一族」
...この寒さと闇と沈黙との全幅の画図が己の胸へ悲哀と係恋(あこがれ)とを吹き込むのである...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...全幅の筆勢を目でたどってきて...
吉川英治 「正倉院展を観る」
...全幅的な攻守同盟をむすび...
吉川英治 「新書太閤記」
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