...手がかりは全くないと分ると...
海野十三 「四次元漂流」
...他の動物には全くないかというに...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...自ら卑しめる必要は全くないのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...立身出世の望みが全くないね...
太宰治 「新ハムレット」
...時と場合によっては幅を利かして審査の標準を狂わせるようなことも全くないとは云われない...
寺田寅彦 「学位について」
...その危機感についての記憶は全くない...
外村繁 「澪標」
...今度は地の文が全くない戯曲と云うものにぶっつかってかなり愉快だと思った...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...彼女を妾だなどと思ったことは全くない...
豊島与志雄 「好人物」
...全くないんです」と鉄面皮に言訳がましい事をぬかした...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...その間に共通の文字が全くない故...
橋本進吉 「国語音韻の変遷」
...生産的原理の必要性命題が論証的証明の余地が全くないということは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そんな心配は全くない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...道は全くないと言った方が宜いのである...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...この複雑巧緻な文句入りの手法を踏襲し得るものは全くない...
正岡容 「寄席風流」
...我々の命がいつ終わるという規定の全くない世であるが...
三木清 「親鸞」
...全くないの」「変じゃあないか」禎一も立って下に来た...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...それを救う手段は全くない...
森鴎外 「高瀬舟縁起」
...「据膳」で愛情は全くないとのこと...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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