...また上からは蘭科(らんか)の植物などをぶらさげてある絵までかいてあるのだった...
海野十三 「一坪館」
...これを自分でかいたのかと思ふと少しをかしい...
竹久夢二 「砂がき」
...物語の方も自分でかいて見ようと思立(おもいた)って...
竹久夢二 「はしがき」
...こいつでかいなと思うと...
田畑修一郎 「栄螺」
...ほんのちょっとばかり取り乱した羽毛をくちばしでかいつくろって...
寺田寅彦 「あひると猿」
...――少しって云うのは博士論文でも書き上げてしまうまでかい」「ええ...
夏目漱石 「虞美人草」
...明治卅四年十一月六日灯下ニ書ス東京 子規 拝倫敦(ロンドン)ニテ漱石 兄此手紙は美濃紙へ行書でかいてある...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...「この船より二フィートはでかいな」老人は言った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...私のあんな他愛のないベソ顔を見る光栄を有するでしょう(!)何から何まで絵でかいたように完備した女房なんて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...珍しくきょうはGペンでかいていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今この手紙下の茶の間でかいて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...でかいほうの権兵衛さん」「黙れ...
山本周五郎 「風流太平記」
...「そのでかいのもなのれ」「きさまこそなのれ」と大藤五郎太が叫んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どういう積りでかいっしょについて歩きだし...
山本周五郎 「柳橋物語」
...あたし……あの呉羽って女(ひと)……キット深刻な変態心理の持主だと思うわ」「直感でかい」「いいえ...
夢野久作 「二重心臓」
...でかい騒動になったものだ」「どうして」「夜光の短刀のことを知っているのは...
吉川英治 「江戸三国志」
...ばかでかい声を発して...
吉川英治 「私本太平記」
...車のうちまでかいこんでもらいたいものだ...
吉川英治 「親鸞」
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