...入り用のない荷物を倉地さんの下宿に届けるのは何かもしれませんわね...
有島武郎 「或る女」
...お入り用の荷物だけ造って持って来ました...
有島武郎 「或る女」
...その船がちゃんと航海できる姿勢になりひと廻りふた廻りしてみる空間が入り用である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...わたしの命がお入り用になったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...わたしの命がお入り用になったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...お入り用なだけ送ってくださいます...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...――あのときぼくに入り用だったのはこれなのさ! 実は...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...どんな物だつて参考に入り用なのですよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...こういうものが入り用なのよ...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...その入り用なところはみんな棄ててしまうようなところばかりだから...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...何が入り用であるとかいうことを言ってくだすったら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こまごまとした入り用の物...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とても数々が入り用なのである...
柳宗悦 「陸中雑記」
...馬の沓の入り用であった神なのであります...
柳田國男 「日本の伝説」
...入り用な字を引いちゃってから...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...今度王様が是非その鏡が御入り用だと仰(おお)せ出された...
夢野久作 「白髪小僧」
...中の小さな鞄が入り用だからしかたがない...
夢野久作 「二つの鞄」
...お入り用なものはお持ち下さいませ」親切な奥方であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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