...小さい子どもが入り用なんだ...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...「こんなもののお入り用な時もないでしょうが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...わたしの命がお入り用になったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...――あのときぼくに入り用だったのはこれなのさ! 実は...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...どんな物だつて参考に入り用なのですよ...
長與善郎 「青銅の基督」
...まだ紫琴女には軍師(ぐんし)が入り用だぜ」紫琴女は抱きすくめられて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こうなりゃ何より金が入り用だ...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...それではどうしてこのような立派なお召物がお入り用なのですか」「三人共丸裸なのです」「ヘエーッ...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...その入り用なところはみんな棄ててしまうようなところばかりだから...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...源氏の所からそうした人たちに入り用な綾(あや)そのほかの絹布類は呈供してあったのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...入り用な物も送ってよこすのを私が忘れていれば...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...京へ移って行った日に入り用な纏頭(てんとう)に使う品...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こまごまとした入り用の物...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたのりっぱな娘さんを入り用だと思う公達(きんだち)はなさそうだね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...目の前の・毎日の・入り用をみたすだけのものがあればそれで満足している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...入り用な字を引いちゃってから...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...中の小さな鞄が入り用だからしかたがない...
夢野久作 「二つの鞄」
...その入り用の百両を上げますから...
吉川英治 「治郎吉格子」
便利!手書き漢字入力検索