...此處を先途と畫筆を走らせた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ここを先途(せんど)と活躍していた...
太宰治 「鉄面皮」
...………」「………」「利用出来るうちは先途(せんど)利用しといて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そのごせんど(御先途)をみとゞけてからともかくもなろうとおもっておりました...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...こゝを先途(せんど)とまづ貯(たくは)へたまひけるが...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...先途がわからずに幾時間もめちゃくちゃにページをくっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...皆様の御先途を見届けたいと...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...此処(ここ)を先途と競い踊る様は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ここを先途とわめき立てて居るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多少なりとも先途の事を考える...
林芙美子 「新版 放浪記」
...小屋は相もかはらず此処を先途とはやしたてる合唱をはらんで...
牧野信一 「心象風景」
...折悪しく激しい旋風がこゝを先途と吹きまくつて止め度もなく...
牧野信一 「冬物語」
...圓朝はここを先途と喋りまくったけれど...
正岡容 「小説 圓朝」
...ここを先途としがみついて行くように...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この最後に至ってもお蝶の先途を見届けないでは...
吉川英治 「江戸三国志」
...その先途(せんど)をも見とどけず...
吉川英治 「三国志」
...ご先途(せんど)を見とどけられよ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おちいさい公達(きんだち)たちのご先途...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??