...彼は兇暴な性格で、怒ったら手がつけられない...
...あの犬は兇暴で、近づくと噛みついてくるから気をつけて...
...警察は兇暴な犯罪者を追っている...
...兇暴な嵐が襲ってきた...
...彼女は飼っている猫を兇暴にしてしまった...
...おとなしい割に兇暴(きょうぼう)な一面をもっています」ラウダが説明してくれた...
海野十三 「恐竜島」
...恋に負けた弟は軈て兄に対して兇暴な態度を取るようになり...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...」兇暴な表情に変った...
太宰治 「花火」
...35盾の上部に*ゴルゴーは其兇暴の眼を張りてすごく睨まへ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこの土人たちは兇暴でした...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...兇暴性を帯びた色きちがいかなんぞと勘違いをしていないものはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの毛唐(けとう)め、存外、兇暴性と、泥棒根性とを持っていることをみんなが言う...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までの単純な餓えと憤りのほかに、兇暴な復讐性と、先天的の猛獣性とが入り乱れて、相手の一人をあくまで追究して、その骨をまでしゃぶらなければ甘心(かんしん)ができないという執念に燃え出している...
中里介山 「大菩薩峠」
...その兇暴さをまざ/\と語つて居るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...戦争が終りファシズムの兇暴な権力がくずれ...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...厳格な顔と兇暴な顔...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...且つ兇暴を逞(たくま)しくするのだと...
柳田国男 「海上の道」
...生活の事実はますます兇暴な相をおびてきた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...この兇暴ともいえる血液は...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼らの兇暴な腕力の下(もと)に体を与えてなんの惜しみもおののきもない容子(ようす)なのである...
吉川英治 「親鸞」
...兇暴になると手のつけられない平次郎のことだし...
吉川英治 「親鸞」
...さすが兇暴な平次郎も...
吉川英治 「親鸞」
...よけいに良人の兇暴癖(きょうぼうへき)を募らせるものであることもお吉はよく知っている...
吉川英治 「親鸞」
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