...彼はこの業界の元締として有名だ...
...元締めの許可がないと、この取引は成立しない...
...彼らは元締めから厳しい指示を受けている...
...彼女は元締めの右腕として活躍している...
...あの企業は業界の元締めと呼ばれている...
...即ち鷹司家の人足として隷屬してゐると同時にその元締に當る座元には名字帶刀を免ぜられ鷹司家の定紋提灯を用ゐることを許されたのである...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...そのころ本所深川の炭問屋の大元締(おほもとじめ)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こちらには三千に余る命しらずを擁する関東組の元締...
久生十蘭 「魔都」
...港湾石炭荷役の元締となり...
火野葦平 「花と龍」
...賭けをするひと組の連中が取り巻いている長いテーブルの上席にシェカリンスキイが坐って元締をしていた...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...中の二人が隠田組のエキストラ元締の小母さんの子で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ときどき万年町の元締(もとじめ)からくる毎日の新しい小唄を予習することに趁(お)われていたが...
室生犀星 「幻影の都市」
...きっと元締(もとじめ)のような者がもうできていることと思うが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「てめえなんぞ本当はひのえんまの元締じゃあねえか」「干支(えと)しらべならてめえのを先にしろ」とあさ子はやり返す...
山本周五郎 「青べか物語」
...栄二は役所詰元締役の岡安喜兵衛から...
山本周五郎 「さぶ」
...「手鎖を外してやるから出ろ」八の二元締同心が自分で来たのは...
山本周五郎 「さぶ」
...監査役の元締(もとじまり)は次席家老沢田孝之進で...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...私の父は保持忠太夫(ほじちゅうだゆう)といって藩の奉行評定所の書役元締を勤めていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...そのまま前科者二千余人の元締ともいうべき炭坑王の荒稼ぎを引き継いで...
夢野久作 「女坑主」
...爆弾密売買の元締連中の手が朝鮮の司法関係にまで行きまわっているんだ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...総元締の配下になって御座る大元締というのが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...宮津方の用達元締(もとじめ)をしている...
吉川英治 「剣難女難」
...これが山手組の武家奴(やっこ)を総元締めなさる深見重左のお腕前(てのうち)か...
吉川英治 「剣難女難」
便利!手書き漢字入力検索