...これを囲みて陸地の大堤防が儼として存するを見る...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...萬古儼として威靈を留む...
大町桂月 「鹿島詣」
...儼としてそれ客のごとく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...しかしとにかく社会的階級のうちに儼として規定せられたる一階級に列せしめた...
辰野隆 「芸術統制是非」
...そこには儼として焼酎一本!食事中にひよつこりと清丸さん来訪...
種田山頭火 「行乞記」
...彼れは尚ほ儼として政界の一勢力たるを失はざるなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...音容尚ほ儼として目に在るが如きを覺ゆ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...主體の時間性は儼として存續し依然その暴威を揮ふ...
波多野精一 「時と永遠」
...儼として存している...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...儼としてその危険な一線に踏み停ってみたところに...
横光利一 「旅愁」
...儼として、幕府はここに、法の峻厳(しゅんげん)を示す内意とある...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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