例文・使い方一覧でみる「優男」の意味
スポンサーリンク...私の蓬頭垢面（ほうとうこうめん）に反対（ひきか）えてノッペリした優男（やさおとこ）だったから少くも私よりは二... 
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...同じサーカスで奇術に出ていた優男（やさおとこ）なんですが...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「鉄の処女」
...どちらかと言えば優男であった...
大杉栄 「続獄中記」
...夜毎（よごと）の秋に浮身（うきみ）をやつす六波羅一の優男（やさをとこ）を物の見事に狂はせながら...
高山樗牛 「瀧口入道」
...此の優男（やさおとこ）の噂をするのを差控えながら...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...何だか優男（やさおとこ）じみていて...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...どんな優男（やさおとこ）かと思っていたらそれが鬼将軍のような男性美の持主であったのである...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...色の小白い面長な優男（やさおとこ）が...
徳田秋声 「あらくれ」
...振られて帰る可愛い優男（やさおとこ）としか思われないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...真三郎さんという優男（やさおとこ）の本色を失って...
中里介山 「大菩薩峠」
...関寺小町はあんまり寂しいねえ」「はい」「少しは察して頂戴な――お前さんのような優男をお伽（とぎ）にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...この男――テアトル築地の人気を背負って立つ優男――のすることは...
野村胡堂 「古城の真昼」
...女のやうな優男（やさをとこ）に似氣なく八五郎を大地に叩き付けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女のような優男（やさおとこ）に似気なく八五郎を大地に叩き付けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人の死んだ後の店を引受けてやつて居るのは、善七といふ若い番頭で、精々三十にもなるでせうか、色白の優男で、少し上方訛（かみがたなま）りはありますが、客扱ひは申分ありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...考えがある」色の生青（なまあお）い優男（やさおとこ）であるが...
火野葦平 「花と龍」
...奴さん自分をいつぱしの優男と思ひこんでゐるらしいことだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...壁には優男（やさおとこ）の役者の黄金台の画が貼ってあるし...
横光利一 「上海」
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