例文・使い方一覧でみる「優男」の意味

...私の蓬頭垢面（ほうとうこうめん）に反対（ひきか）えてノッペリした優男（やさおとこ）だったから少くも私よりは二... 私の蓬頭垢面に反対えてノッペリした優男だったから少くも私よりは二の読み方
内田魯庵「美妙斎美妙」

...同じサーカスで奇術に出ていた優男（やさおとこ）なんですが... 同じサーカスで奇術に出ていた優男なんですがの読み方
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子「鉄の処女」

...どちらかと言えば優男であった... どちらかと言えば優男であったの読み方
大杉栄「続獄中記」

...夜毎（よごと）の秋に浮身（うきみ）をやつす六波羅一の優男（やさをとこ）を物の見事に狂はせながら... 夜毎の秋に浮身をやつす六波羅一の優男を物の見事に狂はせながらの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...眉秀いで眼涼しき優男（やさをとこ）... 眉秀いで眼涼しき優男の読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...何だか優男（やさおとこ）じみていて... 何だか優男じみていての読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...振られて帰る可愛い優男（やさおとこ）としか思われないのであります... 振られて帰る可愛い優男としか思われないのでありますの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...優男の部類とはいえない... 優男の部類とはいえないの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...女にも見まほしいといったような優男（やさおとこ）には見えるが... 女にも見まほしいといったような優男には見えるがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...女のやうな優男（やさをとこ）に似氣なく八五郎を大地に叩き付けて... 女のやうな優男に似氣なく八五郎を大地に叩き付けての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...一番忠実らしい顔をしていた優男（やさおとこ）の谷五郎とは思いも寄らなかったのです... 一番忠実らしい顔をしていた優男の谷五郎とは思いも寄らなかったのですの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...後ろから忍び寄つて刺したのではあるまいか」「成程」この優男（やさをとこ）の智慧の廻るのに... 後ろから忍び寄つて刺したのではあるまいか」「成程」この優男の智慧の廻るのにの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...美妙斎の優男（やさおとこ）に似合ぬ闘志さかんなのが... 美妙斎の優男に似合ぬ闘志さかんなのがの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...おれのような優男（やさおとこ）は住み切れねえ... おれのような優男は住み切れねえの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...優男（やさおとこ）というと当らない... 優男というと当らないの読み方
久生十蘭「南部の鼻曲り」

...これでも鬚（ひげ）を剃ると惚れ惚れするような優男（やさおとこ）だぞ……手品の手伝いみたいなものを遣っているうちに... これでも鬚を剃ると惚れ惚れするような優男だぞ……手品の手伝いみたいなものを遣っているうちにの読み方
夢野久作「超人鬚野博士」

...案外な優男（やさおとこ）である... 案外な優男であるの読み方
吉川英治「随筆　私本太平記」

...あのような優男（やさおとこ）でござるが... あのような優男でござるがの読み方
吉川英治「べんがら炬燵」

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