...同じサーカスで奇術に出ていた優男(やさおとこ)なんですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...どちらかと言えば優男であった...
大杉栄 「続獄中記」
...上品な優男であつた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...あの優男には眼を付けてゐる事にしよう...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...彼は自分に優男の心得がある事を思ひ出して言つた...
スティーヴンスン 佐藤緑葉訳 「帽子箱の話」
...夜毎(よごと)の秋に浮身(うきみ)をやつす六波羅一の優男(やさをとこ)を物の見事に狂はせながら...
高山樗牛 「瀧口入道」
...振られて帰る可愛い優男(やさおとこ)としか思われないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...生白(なまっちろ)い優男(やさおとこ)ではありませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...女にも見まほしいといったような優男(やさおとこ)には見えるが...
中里介山 「大菩薩峠」
...寔に色の真白な女の如き優男ではありましたが...
西尾正 「陳情書」
...この男――テアトル築地の人気を背負って立つ優男――のすることは...
野村胡堂 「古城の真昼」
...女のやうな優男(やさをとこ)に似氣なく八五郎を大地に叩き付けて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女のような優男(やさおとこ)に似気なく八五郎を大地に叩き付けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一番忠実らしい顔をしていた優男(やさおとこ)の谷五郎とは思いも寄らなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...後ろから忍び寄つて刺したのではあるまいか」「成程」この優男(やさをとこ)の智慧の廻るのに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おれのような優男(やさおとこ)は住み切れねえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ナルシス型のなよなよした優男になった...
久生十蘭 「蝶の絵」
...奴さん自分をいつぱしの優男と思ひこんでゐるらしいことだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
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