...キリスト教界の名士としてもまた儕輩(せいはい)に推(お)されていたゆえ...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...我儕(わなみ)が八十歳の今日までほとんど五十年間東西両文明の調和運動に努力を傾注して来たのも...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...これ我儕(わなみ)が大日本文明協会の翻訳事業の必要を感ずる最も切なるゆえんである...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...先頃其方が儕輩の足助(あすけ)の二郎殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...『我儕(われら)エジプトの地において...
太宰治 「惜別」
...其の大場は同儕(なかま)の寄合があったので...
田中貢太郎 「葬式の行列」
...また我儕人間の幸福でないかも知れぬ...
徳冨蘆花 「草とり」
...我儕(われら)の馬も水のみて行く...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...内心伯の退隠を希望し居たる儕輩も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その儕輩(さいはい)よりも群を抜いていた...
直木三十五 「南国太平記」
...儕輩(せいはい)の中(うち)子とわれとの二人なり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...これ皆我儕のまさに号を逐(お)ふて論述せんと欲する所なり...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...儕輩や部下にしか見せなかったあの残忍な顔である...
中島敦 「牛人」
...我儕(われら)のごとき...
中島敦 「名人伝」
...置酒招朋儕...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...学殖儕輩(せいはい)を超(こ)え...
森鴎外 「渋江抽斎」
...又我儕の諛辞(ゆじ)を要せざる也...
山路愛山 「北村透谷君」
...ヴェルダンの要塞にブッ付けなければならないのが我儕(われわれ)...
夢野久作 「戦場」
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