...「路旁生命水清流(ろばうのせいめいみづきよくながる)天路行人喜暫留(てんろのかうじんよろこびしばらくとどまる)百果奇花供悦楽(ひやくくわきくわえつらくにきようす)吾儕幸得此埔遊(わがさいさいはひにえたりこのほのいう)」――大体こんなものと思へば好(よ)い...
芥川龍之介 「本の事」
...悪人儕(ばら)の毒手の裡(うち)より...
泉鏡花 「活人形」
...儕輩(さいはい)の詩人皆多少憂愁の思想を具(そな)へたれど...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...天公未レ使二吾儕死一...
大町桂月 「春の筑波山」
...「我儕(われら)エジプトの地に於いて...
太宰治 「風の便り」
...これを好める儕輩は*眷屬あらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我儕(われら)の行末は如何なるのであろう? 何処に落つく我儕の運命であろう? 斯く思いつゝ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...我儕(われら)は畢竟土の化物である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...然し開闢以来まだ光線の我儕(われら)に届かぬ星の存在を否(いな)むは僻事(ひがごと)である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...月に浸(ひた)されて生活する我儕(われら)も...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吾儕は世界の草の種を除り尽すことは出来ぬ...
徳冨蘆花 「草とり」
...我儕は草に埋もれて了(しま)ふ...
徳冨蘆花 「草とり」
...我儕(われら)の馬も水のみて行く...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...その儕輩(さいはい)よりも群を抜いていた...
直木三十五 「南国太平記」
...これ正に我儕の慷慨(こうがい)悲憤する所以にしてこの新紙の設くる所以なり...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...多才能弁を以て儕輩(せいはい)に推されていた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...吾儕(われら)を手玉に取りそうな気ぶりでも見せたなら最後の助...
夢野久作 「名娼満月」
...この稀有(けう)の女流文豪が儕輩(せいはい)の批難を怖れて...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
便利!手書き漢字入力検索