...「路旁生命水清流(ろばうのせいめいみづきよくながる)天路行人喜暫留(てんろのかうじんよろこびしばらくとどまる)百果奇花供悦楽(ひやくくわきくわえつらくにきようす)吾儕幸得此埔遊(わがさいさいはひにえたりこのほのいう)」――大体こんなものと思へば好(よ)い...
芥川龍之介 「本の事」
...たま/\一熊(いちゆう)を得(う)るとも其儕(そのともがら)に価(あたひ)を分(わかつ)ゆゑ利得(りとく)薄(うす)し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...先頃其方が儕輩の足助(あすけ)の二郎殿...
高山樗牛 「瀧口入道」
...同儕(なかま)にはもうその噂が弘まっているので...
田中貢太郎 「偶人物語」
...「十五歳の頃春琴の技大いに進みて儕輩(さいはい)を抽(ぬき)んで...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...*ユウポルボスは槍術に騎馬に奔馳に同齡の儕輩ひとしく凌ぐもの...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我儕(われら)の行衛は何処(どこ)に落ちつくのであろう? 余等は各自(てんで)に斯く案じた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吾儕(われら)は奇蹟を驚異し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...吾儕(われら)の心も草だらけである...
徳冨蘆花 「草とり」
...先づ吾儕社名の義を取る所の自由の説を述べて以て端を啓(ひら)くといふ...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...これ皆我儕のまさに号を逐(お)ふて論述せんと欲する所なり...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...儕輩(さいはい)の誰彼が恐れるのはこの顔だ...
中島敦 「牛人」
...我儕(われら)のごとき...
中島敦 「名人伝」
...劍術は儕輩(せいはい)を拔いてゐて...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...我儕は愛すべきの朋友を失し也...
山路愛山 「北村透谷君」
...又我儕の諛辞(ゆじ)を要せざる也...
山路愛山 「北村透谷君」
...吾儕(われわれ)軍医はこれを自傷(ゼルプスト・ウンデー)……略してS・W(ゼルウー)と名付けている...
夢野久作 「戦場」
...横着な傷に吾儕(われわれ)...
夢野久作 「戦場」
便利!手書き漢字入力検索