...この町は都会からはかなり僻遠な場所にある...
...彼女は僻遠な場所で生まれ育ったため、都会に住むことに憧れている...
...あの山奥の温泉はとても僻遠で、アクセスが悪いためあまり人が訪れない...
...この島は南国に位置しているが、港からは少し僻遠な場所にある...
...僻遠な土地に住む人たちは、自給自足で生活していることが多い...
...地方僻遠(へきえん)の田舎に...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...この僻遠の村にあっては...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...どんな僻遠の地方からでも...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...有らゆる文明から全く塗絶された僻遠の地に引込まねばならないかも知れない...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...北海道に於ける最も僻遠(へきえん)なる未開地に向うて我等の老躯と...
関寛 「関牧塲創業記事」
...まだ陰暦で年中行事をやっている僻遠(へきえん)の土地では...
田中貢太郎 「月光の下」
...それは王朝時代には僻遠の地として...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...支那人にとっては印度は彼らの生活と交渉のない僻遠の地であり...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...もう一つ僻遠(へきえん)諸離島の人頭税取立てとを兼ねて...
中島敦 「環礁」
...思ひながらも遂に一目も見られなかつたといふ僻遠の人々から云つて見れば...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...殺された内地人の殆んど全部は僻遠(へきえん)の山間に在って...
中村地平 「霧の蕃社」
...延岡は僻遠(へきえん)の地で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...土地も僻遠な所であり...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...このホオエンダムのごとき蒙昧僻遠(もうまいへきえん)の一寒村において...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...」「蛮夷は僻遠の地に在て(中略)産物具全せず(中略)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...流言は又正弘を療した伊沢氏に被及(ひきふ)して僻遠の地には今猶これを信ずるものがあるらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...地図で見ても奥山は天竜の水域でさして僻遠(へきえん)の地ではない...
柳田國男 「地名の研究」
...しかも地方僻遠(へきえん)の地で「翁」ほどの秘曲を理解し...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??