...在野の主張はみだりに天皇の御名をもってしたことを僣上とし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...これは人間生来の欠点を忘れた僣上(せんじょう)の沙汰と言わねばならぬ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...これは僣上の沙汰です...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...近頃清元※の藝人奢侈僣上の沙汰折耳にするにより追清元はやめにするつもりなり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...遂に六月二十二日北御番所のお白洲(しらす)にて役者海老蔵事(こと)身分を弁(わきま)えず奢侈僣上(しゃしせんじょう)の趣(おもむき)不届至極(ふとどきしごく)とあって...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...町人の贅澤と僣上(せんじやう)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きのふ賜はりし大詔の上からも畏けれどかゝることまで思い浮べて僣上の沙汰ながらひそかに主上の御感懷をしのび奉つた...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...聖教量を僣上なりといふ逍遙子が...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...あの僣上(せんじょう)な忠義ぶった面の皮を...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その仕方は僣上(せんじょう)すぎる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...国老を詰問したのは僣上である...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...すでに僣上な自己評價に過ぎない...
吉川英治 「折々の記」
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