...さうしてこんな場合に於いては受身になる者よりも働きかける者の方が下等なのだ――と彼は腹立紛れにこんなことを思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...俺に働きかけて来るのだ...
梅崎春生 「蜆」
...何か暗示的に働きかけて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...ハッキリ働きかけたんです...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...それによつて働きかけられる名詞によつて伴はれることは...
高田力 「ベーシック英語」
...一方自然力に対して働きかけた人間の意志と活動から来る所のもの...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...*民衆の生活に積極的に働きかけるということは...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...あらゆる存在の上に働きかける...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...土佐はまず幕府に向って大政奉還運動を働きかけている...
中里介山 「大菩薩峠」
...職業意識は独りで働きかけます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...正面切って保嗣に働きかけたが...
久生十蘭 「無月物語」
...我々に命令的に働きかけてくる...
三木清 「哲学入門」
...人間は自然に働きかけると同時に自然から働きかけられる...
三木清 「歴史哲學」
...組織の方面にはあまり働きかけなかったものも多い...
柳田国男 「木綿以前の事」
...絶えず自分に働きかけてくる愛情と謝罪の気持...
山本周五郎 「藪落し」
...理論を離れての暗躍(あんやく)が――吉良家筋や上杉家の手から――又浅野家の関係者のほうからも――べつな意志をもって幕閣の重臣たちへ働きかけていたであろう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...われわれ文化人も働きかけて...
吉川英治 「文化の日」
...信孝に熱心に働きかけている...
和辻哲郎 「鎖国」
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