...刻々に強く己へ働きかけた...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...死後の世界から人間世界に働きかけて...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...孰れにしても自己の實現は社會に働きかけるにあらざれば完成しない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...個性が進んで外界に働きかける...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その音が送話器から電流を通じてモートルに働きかけ...
海野十三 「人造物語」
...ハッキリ働きかけたんです...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...私等もまたその現象に働きかける...
高浜虚子 「俳句への道」
...周囲に働きかけるわけではないことがわかるんだが...
高見順 「如何なる星の下に」
...善くうつくしい時流というものの働きかける魔法かも知れないが...
谷譲次 「踊る地平線」
...他からの働きかけを俟つことなく...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...或いは民衆層に対する充分な働きかけを意味しなかったからである...
戸坂潤 「思想動員論」
...自分の身上を働きかけて来たのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それに積極的に働きかけることによって...
中島敦 「狼疾記」
...まして若い男のは生々と動き働きかける...
長谷川時雨 「夏の女」
...「ミトは現在の上に働きかける手段として判斷されねばならぬ...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...働きかけることの鈍いちょっとした暗示...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...科学が生むところの社会機構に働きかけさせ...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...明日に働きかけるところに歴史の不滅性がなければならぬと思ふ...
吉川英治 「折々の記」
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