...子供のためにこうして働きながら...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...普通の人間の大脳の働きを知るためには大いに参考になる...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...働きの割に結果の上がらないような損な生れの者もあり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...もっぱらアレに一重働きをするから...
橘外男 「雷嫌いの話」
...もう一度作者の頭に働きかけることによって...
寺田寅彦 「科学と文学」
...彼はついに年に約七百フランを働き出すようになった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちっとも働きません...
中里介山 「大菩薩峠」
...偶力は益々(ますます)傾くような方向に働き...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...寧(むし)ろ情(じょう)の旋風(つむじ)に捲(ま)き込まれた冒険の働きであった...
夏目漱石 「それから」
...彼女の働きぶりに...
火野葦平 「花と龍」
...類似する観念を考察する際に使用する心の働きは実にほとんど異ならず...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...超然として心を物外に居きながら敢然として身を物内に投じて活殺自在の働きを為し得る真人間は存外少ない...
二葉亭四迷 「旅日記」
...兼て氏に頼み置きたる帆前船の働き口が定る...
牧野信一 「サフランの花」
...一日の疲れを笑いで洗い落として明日は二倍お国のために働きたく...
正岡容 「初看板」
...研究的考察を離れてもあるが如き心的働きを突止めなければならぬからである...
増田惟茂 「知的作用と感情と」
...おひさは今夏蚕が三眠からおきたところで田舎で大働きをやっている様子です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...誰の眼にもふれない所で働くなら働きたかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...今見ると実に驚かされるような想像力の働きを見せている...
和辻哲郎 「鎖国」
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