...新橋に着いてから古藤が船の切符を葉子に渡して人力車を二台傭(やと)って...
有島武郎 「或る女」
...船を傭うて保津川の淵に浮べました...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...人を傭(やと)うとなると...
徳田秋声 「新世帯」
...然し此の時はまだおすがの家の傭人より外には二人の間を知るものがなかつた...
長塚節 「芋掘り」
...夜(よ)になつてから勘次(かんじ)は土藏(どざう)から出(だ)されて傭人(やとひにん)の側(そば)に一夜(や)を明(あか)した...
長塚節 「土」
...金田君が近所のゴロツキを傭(やと)って今戸焼(いまどやき)をきめ込むたびに...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...浪人と遊び人はどうせ日傭取(ひようとり)のやうなものだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なみだによごれためるとんのずぼんをはいて私は日傭人のやうに歩いてゐる...
林芙美子 「愛する人達」
...日傭(ひやと)ひ人夫でもして生きようなンて云つて……」ゆき子は涙をいつぱい溜めた眼を閉ぢて...
林芙美子 「浮雲」
...」と、叔父は由三を促して、自動車を傭った...
原民喜 「馬頭観世音」
...というので少々青くなって駕籠を傭って邸まで飛び帰り...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...日傭取に出ようたつて一寸頼み手もなくなつた...
平出修 「夜烏」
...傭(やと)うべき駄馬の背も見つからなかった...
本庄陸男 「石狩川」
...外国の傭兵などを引合に出して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もとより貧乏とて手伝いを傭(やと)う身分ではありません...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...ほかの日傭いは解雇しても...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...彼らの消費の全価値を利潤と共に再生産すべき勤勉な者の雇傭と維持とのための...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それに代るものとして傭兵とその首領(Condottiere)があるのみであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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