...傍らの樹につかまりて...
大町桂月 「春の筑波山」
...陰欝な蝋燭の光の傍らに腰をかけて...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...羊燈に灯を入れて持って来て傍らの古家具の上に置く...
林不忘 「安重根」
...いいことがある! と傍らの珈琲(コーヒー)店の食卓ですらすらと認(したた)めてくれた一通の紹介状...
谷譲次 「踊る地平線」
...花岡二郎二郎はその遺書を傍らの大きな樹の幹に結びつけた...
中村地平 「霧の蕃社」
...田舎の官吏が傍らを通りでもすると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...とうとうその花の傍らへ腰を下ろした...
堀辰雄 「牧歌」
...傍らのつるつる顔の男がたじろいだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...また/\好く見るとFが歌を詠まうとしてゐる城主の傍らで墨をすつていたり...
牧野信一 「熱い風」
...親爺は峠の松の木の傍らで仁王のやうな拳固を縦横に振りまはして何事かを喚いてゐた...
牧野信一 「書斎を棄てゝ」
...田甫道を行き尽して突きあたりの馬頭観音の傍らから坂道に差しかゝるまでそれとなく注意してゐたが...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...拠んどころなくその井戸の傍らへふらふらと近づき...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...炎(も)えあがる焔(ほのお)の傍らで時外(はず)れにも弁当を喰っている...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...その傍らに坐って静かにそれを聞いている母の姿...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...ご陣門に降ってくるにきまっておる」傍らで玄徳は聞いていたが...
吉川英治 「三国志」
...傍らの几(つくえ)にあった玉硯(ぎょっけん)をつかんで床に砕いたという...
吉川英治 「三国志」
...傍らにいる甥(おい)の明智次右衛門光忠にわたした...
吉川英治 「新書太閤記」
...狭いなあ!」駒を降りるなり、傍らの北条時政、土肥次郎、千葉常胤などを顧みて、いかにも惜しそうに云った...
吉川英治 「源頼朝」
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