...側に坐った新聞記者のHを相手に...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あの北側の窓から山の方を眺めながら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...荷物を庭口から縁側へと運び入れる...
田山花袋 「田舎教師」
...この間にも向う側のレイルの上を走つて来た電車は...
田山録弥 「くづれた土手」
...尻尾ばた/\箱の側をうって納(おさ)まって居ることもあった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其処に依子を放り出して縁側に出て屈んだ...
豊島与志雄 「子を奪う」
...(1)結晶の平均生長速度は羊歯状 四・六粍/時普通及び広幅樹枝 一・三 〃扇形及び角板 〇・六六〃側面結晶及び不規則形 〇・五 〃となった...
中谷宇吉郎 「雪」
...縁側でさらさら、さらさら云う...
夏目漱石 「文鳥」
...其所(そこ)からすぐ向側(むこうがわ)の石段を下りるために...
夏目漱石 「道草」
...平次は一應縁側の樣子から戸袋の具合...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こちら側へ静かにゆるやかに匍ひ寄つてくる憂愁に似てゐる...
原民喜 「鎮魂歌」
...山の向ひ側は盆地になつてゐる競馬場だつた...
牧野信一 「熱い風」
...その窓側の露台(バルコニー)に...
牧野信一 「首相の思出」
...階の両側(ふたがわ)に蹲(うずくま)りたる人首(じんしゅ)獅身(ししん)の「スフィンクス」を照したり...
森鴎外 「文づかひ」
...裏即ち内側はしばしば網状に組んである...
柳宗悦 「蓑のこと」
...籠城側は新手(あらて)の戦術に出て...
吉川英治 「三国志」
...またこちら側では...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「失礼じゃが、あんたは、武道を誰に習(まな)びなされた」用がすんでからも、男は要らぬ話をしかけて、側へついて歩く...
吉川英治 「宮本武蔵」
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