...槍が岳とちょうど反対の側には月がまだ残っていた...
芥川龍之介 「槍が岳に登った記」
...その側面から櫓をあやつるのであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...便所の紙も、缶の外側も、ついでだからいうが、タオルも下着類も、全部緑の勝ったカーキー色をしていて、こまかい所にまで注意が行き届いていることを思わせる...
石川欣一 「比島投降記」
...「ああ、駄目よォ、あんたア……」房子は双膚(もろはだ)ぬいだまま立ち上って、内側から、襖をおさえた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...客車の一部が反対側の谷底に転落しました...
江戸川乱歩 「影男」
...側に寄つてためつすがめつ石の形相を見てゐたが...
薄田泣菫 「石を愛するもの」
...盛子はぼんやり居間の縁側に腰を下して庭先を眺めた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...舷側に当つて波の砕ける音がザ...
田山録弥 「海をわたる」
...二人は狭い土間の囲炉裡の側に腰を掛けた...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...一部は懸崖を廻って反対側から落下している...
豊島与志雄 「竜宮」
...和本唐本の類は下谷本郷辺に多く神田には村口山本二軒のみにして他は電車通の両側御覧の通り西洋本又当世の新版書類ばかりなり...
永井荷風 「古本評判記」
...やはり椽側に腰をかけていた...
夏目漱石 「三四郎」
...自分は縁側(えんがわ)に置いたベゴニアの小さな花を見暮らした...
夏目漱石 「変な音」
...これを街路の南側とは見なし難い...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...一ばん側近の老人に伺っているのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...いつも側に仕えている鮫島平馬という者が来て...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...海部側も納まらない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その最中にも滑らかな床を持つ側道が気になり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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