...ドイツ側は上陸して...
海野十三 「暗号音盤事件」
...アパートの前のポストのすぐ側に立っていて...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...日本側の報道だとこうなっている...
高見順 「いやな感じ」
...(奥田)(縁側に立って...
太宰治 「春の枯葉」
...ベルセネフもそれといっしょにそのむこう側に腰をかけた...
田中貢太郎 「警察署長」
...台石の横側に、○永四歳(丁亥)十月二日と彫ってある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あの人の側にいると...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...直ぐ独逸側に洩(も)れた...
中島敦 「光と風と夢」
...畑の向う側まで一様に流れて行くほど...
中谷宇吉郎 「コロラド通信」
...又椽側へ出(で)たが...
夏目漱石 「それから」
...我(わ)が物(もの)なれば重(おも)からぬ傘(かさ)の白(しら)ゆき往來(ゆきかひ)も多(おほ)くはあらぬ片側町(かたかはまち)の薄(うす)ぐらきに悄然(しよんぼり)とせし提燈(ちやうちん)の影(かげ)かぜに瞬(またゝ)くも心細(こゝろぼそ)げなる一輛(いちりやう)の車(くるま)あり...
樋口一葉 「別れ霜」
...うッかり側(そば)へ行って一緒に首を突込もうとする...
二葉亭四迷 「平凡」
...ブドウの蔓には巻鬚があって葉と反対の側に出ている...
牧野富太郎 「植物記」
...又た面白半分に縁側の前でかがり火をたいた...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...お縁側まで一パイに干してあることがよくありました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ひだり側(がわ)から間髪(かんはつ)をいれずにくりこんだ槍は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...壁の方の側の縁を折り込むにも...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...湖水の西側を北に廻って七月七日には古都テオティワカン(神々の住居)に着いた...
和辻哲郎 「鎖国」
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