...漫(そぞ)ろにまだ見ぬ露西亜の曠野を偲ばしめる...
石川啄木 「雪中行」
...未だ見ぬ外国(とつくに)の港を偲ばしめる...
石川啄木 「漂泊」
...未だ見ぬ外國の港を偲ばしめる...
石川啄木 「漂泊」
...徒らに美人の俤偲ばしむるのみなるべし...
大町桂月 「冬の榛名山」
...中世紀から傳はつたゴンドラが昔を偲ばしむる好材料である...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...太閤當時の偉觀を偲ばしむる...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...實にもソフイヤ夫人の若い頃を偲ばしめる姿貌である...
濱田耕作 「シュリーマン夫人を憶ふ」
...且つは後世の人々をして其俤を偲ばしむる眞の方法ではあるまいか...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...讀者の興味を彌が上にも湧き立たせ且は後世の人々をして其俤を偲ばしむる眞の方法」だと説いてゐるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...ベニスの商人の豊かな日を偲ばしめる...
横光利一 「欧洲紀行」
...閻王(えんおう)を偲ばしめるものがあった...
吉川英治 「三国志」
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