......
饗庭篁村 「木曾道中記」
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...偖其歌はどうも好くない困つたナア...
伊藤左千夫 「竹の里人 一」
...○偖(さて)同行十二人...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...偖(さて)彼(かれ)は自分(じぶん)の周圍(まはり)には然云(さうい)ふ生活(せいくわつ)を設(まう)ける事(こと)は到底(たうてい)出來(でき)ぬのであつた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
......
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...恭しく身を屈めて(made a low reverence)偖て云ふた...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...偖て、是れまで懷疑的傾向といふ言葉を度々用ゐて來ましたが、其懷疑主義とはドウいふ主義であるかといふことは未だ明かにしてない...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...偖て我邦に現はれたる懷疑説は何處まで進んで居るか...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...偖て、苦及び惡(兩者を兼ねたる語を用うれば、禍惡、evil 或はbel)に對する態度に上に擧げた樣な三種の類型があることを許しまして、此處に、宗教上哲學上などの偉人の性格や思想に矢張り各此類型を代表するものがあると思ふのであります...
朝永三十郎 「學究漫録」
...偖、機敏な男とは生活の処理のよくつく男といふことゝいつて差支へありません...
中原中也 「小林秀雄小論」
...が偖出来上(あが)つて...
夏目漱石 「それから」
...偖(さて)は暖かいので散歩と洒落(しゃれ)るのか...
西尾正 「陳情書」
...第二義から第一義に行って霊も肉も無い……文学が高尚でも何でも無くなる境涯に入れば偖(さ)てどうなるかと云うに...
二葉亭四迷 「私は懐疑派だ」
...偖(さ)てお妾さんが別荘へ著いて見ると其の屋敷の並木道には花が一ぱい蒔散らしてあつて...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...偖て、後で三人が各々その觀察を述べれば、そこにもう喰ひ違ひが出來て來る...
吉川英治 「折々の記」
...偖(さて)とばかり郎党のひとりひとりへ...
吉川英治 「黒田如水」
...武器、装束(しょうぞく)、一切はすでに安兵衛の浪宅まで密かに船上げしてあるし、こうすべての準備は、何日(いつ)でもというように出来たが、偖(さて)、最後のたった一つの探りだけが何うしても掴めない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索