...ただ偏窟な哲学者の独断では困る」「わたくしは偏窟人です...
中里介山 「大菩薩峠」
...この立論が偏窟であるないにかかわらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...たかだか強情我慢の偏窟人(へんくつじん)としてしか知られていなかった...
中島敦 「李陵」
...彼が須永に「君はますます偏窟(へんくつ)に傾くじゃないか」と調戯(からか)っても...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「相変らず偏窟(へんくつ)ねあなたは...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...同じ型からでき上った偏窟人(へんくつじん)のように見傚(みな)して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「こんな偏窟(へんくつ)じゃこの子はとても物にゃならない」ともいった...
夏目漱石 「道草」
...彼女はわが夫を世の中と調和する事の出来ない偏窟な学者だと解釈していた...
夏目漱石 「道草」
...いつも度胸のない偏窟(へんくつ)な男であった...
夏目漱石 「道草」
...細君はまた偏窟で強情な夫のせいだとばかり解釈した...
夏目漱石 「道草」
...世の中に一種偏窟な人があれば...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...また自分も一種の偏窟な人間であるのを...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...世の中に一種偏窟な人があれば...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...又た自分も一種の偏窟な人間であるのを...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...自から偏窟に陥りたるものといわざるをえず...
福沢諭吉 「慶応義塾学生諸氏に告ぐ」
...と云(いっ)て私が偏窟(へんくつ)者で人と交際が出来ないと云うではない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一寸(ちょい)と人が考えると私は奇人偏窟(へんくつ)者のように思われましょうが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あいては稀代な偏窟者(へんくつもの)だぞと...
吉川英治 「私本太平記」
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