...訓練というものがどれ程偉い力を持っているか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...昔から、偉い悪人は、平気でズバリズバリと人殺しをやっている...
江戸川乱歩 「心理試験」
...メルシンなどいふ偉い男が帰つて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...あんたはここにいる中で一番偉い人だと思うが...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...特別に偉い人であれば格別でありましょうが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...世界で一ばん偉い作家である...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ここへ持って来たんでさ! ほんとにお偉い方丈様...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...医者の前ではどんな偉い人も...
外村繁 「澪標」
...自分の頭腦には英語の教師は國語漢文の教師より偉い人であるやうな判斷がどうしても失せ無かつた...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...「お前のいうような偉い方なら...
夏目漱石 「こころ」
...そういう偉い人たちがみんな寄って来るのかな」与次郎は...
夏目漱石 「三四郎」
...また批評をしようとすれば複雑な関係が頭に明暸(めいりょう)に出てくるからなかなか「甲より乙が偉い」という簡潔な形式によって判断が浮んで来ないのであります...
夏目漱石 「中味と形式」
...「自分で偉い気でゐるのだから...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...またはこれを偉いもののように思う者も多くある...
新渡戸稲造 「自警録」
...唾でもひつかけてやらあ! 七等官がどれだけ偉いんだ! 時計に金鎖をぶらさげたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...それを毎日くりかえして四十年も飽きなかった人間はある意味で偉いにちがいない...
三好十郎 「絵画について」
...日本でも姫路の天守閣などは偉いものだね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...昔清明(せいめい)様という偉い易者が稲扱に来ていて...
柳田國男 「日本の伝説」
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