...古来偉い芸術家と云ふのは...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...他の生徒は渠を偉い教師の樣に思つた...
石川啄木 「足跡」
...『實に偉い!』と俄かに言葉を遁がした...
石川啄木 「鳥影」
...」「その作者は大変偉い方になつて居られるのではないかね...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...『よし偉いもんになったるぞ』私は当時神戸の生糸検査所の用務員をしていた同村の和助さんにつれられ...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...芸の冴え方が違つてるから偉い...
薄田泣菫 「茶話」
...だけど俺は偉いんだ...
太宰治 「風の便り」
...念々と動く自分の愛憎が恥づかしく、富士は、やつぱり偉い、と思つた...
太宰治 「富嶽百景」
...左様なことは学問のある偉いお方がなさることです...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...良助は今に偉い者になるぞ...
豊島与志雄 「田原氏の犯罪」
...日本の大變偉い神樣に關係のあることでありまして...
内藤湖南 「近畿地方に於ける神社」
...自分の心を奪い取るような偉いものか...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ちっとも偉いことなんかありゃしないわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...なるほど偉い芸妓だと思った...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...大物をやっても小味にまとめるところが偉い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何うだい、偉いだらう...
牧野信一 「競馬の日」
...」私はさうした軍艦に乗り込んで行つて機械を修繕したりする職工はどのやうに偉いであらうと想像した...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...新興勢力の曹操などよりははるかに偉い人――という先入主をもっていた...
吉川英治 「三国志」
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