...その古根は今でも村で接ぎ木の野生の台木に倹約につかわれ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...――そうかと言ってそのため馬鈴薯掘りは一時間たりとも休もうとはしない倹約心(けんやくしん)も解った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...倹約な者の労働の成果...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...倹約すれば一〇年後には開業できるくらい蓄えができるかも...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...お庄は倹約家(しまりや)の叔母が...
徳田秋声 「足迹」
...家貧にして勤倹の家風の中に成長せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その父常徳また勤倹の武士にて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この時において倹約の触書(ふれがき)を出し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼らは倹約のために彼女を連れて行かなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「なぜすぐにしない?」「火薬を倹約するためだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...倹約料理屋へ行って食物が残ると「折へ入れとくれやす」と、いうのは、大阪中流の、倹約思想である...
直木三十五 「大阪を歩く」
...これより以後跳方(はねかた)を倹約しても金剛石が出る訳でもないので...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...倹約してやってゆけば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そして節倹と衛生と美味と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...どんなに倹約してもここの私たちの家にいたいと感じました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...居室雖倹陋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...倹約のために大豆を塩と醤油とで煮ておいて...
森鴎外 「安井夫人」
...送りがなも概して倹約する...
柳田國男 「書物を愛する道」
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