...元の四大家の一人と呼ばれる倪(げいさん)などと言ふ先生は竹や梧桐の茂つた中に清閣(せいひかく)と言ふ閣を造り...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...又如何なる天才の徹視の下にも端倪され得ない...
有島武郎 「描かれた花」
...」倪雲林は、その後五、六日というものは、毎日のように馬を洗い洗いしたということだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...『しかし』といふのは端倪すべからざる言葉である...
高田保 「貸家を探す話」
...「お前と同時にお茶を飲ましてた媼さんは何人だね」「あれは倪(げい)という家のお媼さんですよ...
田中貢太郎 「水莽草」
...落ちると同時にそれが翅の中へもぐり込んでしまうように造ったと云う倪雲林(げいうんりん)の厠なぞも...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...いくら端倪すべからざるドリスでも...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...天地万物の運動はすべて人間には端倪(たんげい)する事の出来ぬ渾沌(こんとん)たるものになるであろう...
寺田寅彦 「方則について」
...古代中国人の端倪すべからざる夢幻的な神仙思想が...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...要するに端倪すべからざる空談(くうだん)である...
夏目漱石 「それから」
...端倪(たんげい)すべからざるタヌの主張によったもので...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...加十の境遇ほど端倪すべからざるものはない...
久生十蘭 「魔都」
...まだまだ迚も端倪すべからず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...恰似倪寛得美誉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...端倪すべからざるものがある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その鬼神も端倪(たんげい)すべからざる痛快的逸話の中にも牢乎(ろうこ)として動かすべからざる翁一流の信念...
夢野久作 「近世快人伝」
...決して端倪(たんげい)するわけにゆきません...
吉川英治 「三国志」
...家康を急襲せんと試みたり――とにかく端倪(たんげい)できないものがなおあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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