...抽籤という他愛ない僥倖を考えての母と娘の策略だと...
豊島与志雄 「道化役」
...この詩人の薄倖(はっこう)を嘆じた...
中島敦 「山月記」
...すべて冒険と僥倖だけにかかっている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...でも薄倖(ふしあはせ)なあたしは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...たとい僥倖にもせよ...
福沢諭吉 「旧藩情」
...僥倖(ぎょうこう)があるいはそこにあるかもしれぬと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...わたくし共の僥倖で...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...わたしはこうして僥倖(ぎょうこう)を当にしていつまでも待つのが厭(いや)になりました」「随分己もお前も方々歩いて見たじゃないか」「ええ...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...きっと倖(しあわ)せになりますよ...
森本薫 「女の一生」
...「お次ちゃん、倖せ者だね...
吉川英治 「大岡越前」
...いま持っているこの倖せを...
吉川英治 「私本太平記」
...死一等を減じられただけでも僥倖(ぎょうこう)とせねばならぬ...
吉川英治 「私本太平記」
...心からお祝い申す」と、杯を向けて、「寧子どのも倖せ、木下も倖せ者よ...
吉川英治 「新書太閤記」
...それを大きな僥倖(ぎょうこう)としている自分の意図も同時にはっきり自認していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...朱貴の無礼が、かえって倖せ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そちは何処まで倖せな者であろう...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...里へ帰った方が倖(しあわ)せだ……」考えつつ...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??