...信濃路を旅するのが夢です...
...やはり信濃路だなと思つた...
岩本素白 「野の墓」
...信濃路の旅行で、槍ヶ岳を遠望したことはあったが、私が登る気になったのは、志賀氏の『日本風景論』である...
宇野浩二 「それからそれ」
...信濃路ではすでにそのころ秋雨のようなものが降っていたのに...
立原道造 「夏秋表」
...信濃路では、生れて始めてその姿さへ観たのであつた...
種田山頭火 「草木塔」
...追加(伊豆海岸、信濃路、その他にて)また一枚ぬぎすてる旅から旅へ水の上はつきり春の雲はてなき旅の遠山の雪ひかるあれがふるさとの山なみの雪ひかる街の雑音しづもれば恋猫の月枯葦の一すぢの水のながれ春風のテープちぎれてたゞよふ手から手へ春風のテープ三月一日緑平居、雪、霜、霙...
種田山頭火 「旅日記」
...信濃路へ紛(まぎ)れ込むようなことはなかろうか」「どうしてどうして...
中里介山 「大菩薩峠」
...信濃路へ向ったものとがあるらしいということのほかに...
中里介山 「大菩薩峠」
...いよいよ信濃路かな...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は今かうして大勢と一しよに信濃路を歩いて居るのに同じ時に君は多摩墓地の墓標の下深く眠つて居るのだと自他を対比させ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...僕はまえから雪の信濃路を見たがっていた学生のM君を誘ったり...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...信濃路ではたいへん好かった...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...凡(おほよそ)信濃路水車おほし...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...信濃路右と刻(ほ)ってあった...
山本周五郎 「新潮記」
...次第に信濃路(しなのじ)へ入ってゆくのだった...
吉川英治 「親鸞」
...ひそかに東山道より信濃路を経(へ)...
吉川英治 「平の将門」
...かつて信濃路の千曲川に追い詰められたときも...
吉川英治 「平の将門」
...将門は、また、国司たちの都へ帰りたいと乞う者には、兵を付けて、その家族を守らせ、信濃路の境まで、いちいちこれを送らせた程である...
吉川英治 「平の将門」
...信濃路(しなのじ)からくる善光寺帰りの旅人...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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