...この前に大将を俘(とりこ)にしたのだってあたいじゃないか?」「そうか? じゃこの次には大尉にしてやる...
芥川龍之介 「少年」
...貧乏人の娘が汚ない扮装(なり)をして怯(お)めず臆せず平気な顔をしているのを虚栄に俘(とら)われない天真爛漫と解釈したり...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...大事な俘虜杉田二等水兵や...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...いま本船の左舷後方にいるから俘虜(ふりょ)にするように...
海野十三 「海底大陸」
...これらの俘囚の奪還が試みられた...
海野十三 「予報省告示」
...当時収容中の俘虜(ふりょ)の独逸将校の夫人が惨殺されたことがあって...
江戸川乱歩 「双生児」
...独逸の俘虜は大抵日本語が解る...
薄田泣菫 「茶話」
...気の毒な俘虜を並外れて労(いた)はるところから...
薄田泣菫 「茶話」
...俘になつてゐるとは誰の手ですの...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...私は俘虜から敬愛された...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...俘虜満期になった晩...
久生十蘭 「だいこん」
...連合軍の俘虜に特別な好意を示したひとだし...
久生十蘭 「だいこん」
...十七年以後の俘虜情報の電報の綴込みが入っています...
久生十蘭 「ノア」
...大量に俘虜を抹殺するような最悪の事態が起きても...
久生十蘭 「ノア」
...下手に俘虜に話しかけたりなどをしたら...
久生十蘭 「ノア」
...ところで所長の立会いで俘虜と対談すると...
久生十蘭 「ノア」
...私を俘虜関係の活動が出来ないような...
久生十蘭 「ノア」
...俘囚の勢力の中で...
吉川英治 「平の将門」
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