...わが弟子ども今後俗家で女のために説法すべからずと戒めたが...
南方熊楠 「十二支考」
...通俗家は、シチュエーションでそういうサスペンスをつくるのですし、そうでない人でも本質的見とおしはもたない転々を辿っていて、つまりある一つのことなり心理なりが、何が何だか分らないまま、わかったところ、つかんだところだけでかいている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俗家に置くよりも...
室生犀星 「幼年時代」
...五百年の長い間俗家に媚(こ)びず……換言すれば興行本位...
夢野久作 「能とは何か」
...塔婆屋(とうばや)などの俗家が数戸たちならんでいる所は...
吉川英治 「江戸三国志」
...「お師さまは、叡山(えいざん)にいれば、叡山の人となり、青蓮院にいらっしゃれば、青蓮院の人となり、俗家へいらっしゃれば、俗家の人となる...
吉川英治 「親鸞」
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