...左近の俗名(ぞくみょう)は洩(も)らさずにいた...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...意外にも左近と平太郎との俗名を記した位牌(いはい)があった...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...俗名を付けさして普通の法律大学と一緒に扱う方法を設けたのはこの美しい組織を破壊したわけであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...十五 吼えろヴォルガ「燃え上がるヴォルガ」(俗名...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...法然は「藤井元彦(ふじいのもとひこ)」という俗名を附けられて土佐の国へ流されることになった...
中里介山 「法然行伝」
...けれども俗名(ぞくみやう)は兩親(ふたおや)といへども知(し)らなかつた...
夏目漱石 「門」
...皆川半之丞といふのは俗名で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お蔦 ありゃあたしの亭主の俗名が書いてあるんです...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...西洋での俗名は Chinese Chestnut であって...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...西洋での俗名は Japanese Chestnut である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そして西洋では多くの俗名を有すること次の如くである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...日本のクリは Castanea crenataSieb.et Zucc. であって Japanese Chestnut の俗名をもっている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...求道浄欣信士俗名河内山宗春文政六年七月廿二日宗俊の本名は近世実録全書所載の稗史小説と同じく「宗春」であると見える...
正岡容 「下谷練塀小路」
...俗名於芳」と書してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...俗名逸」とあるのも...
森鴎外 「渋江抽斎」
...前者には、「延譽壽阿彌、俗名五郎作、文政五年壬午十月於淺草日輪寺出家」と記してあり、後者は「光譽壽阿彌陀佛、十一代目五郎作、實(じつは)江間利右衞門男、文政五年壬午十月於日輪寺出家」と記してある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...それには仲時以下の死者四百三十二人の俗名が洩れなく書き遺(のこ)されてきたのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...そして壇の正面に右大臣織田信長の俗名を誌(しる)した紙位牌(いはい)が置かれてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
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ああでもないこうでもない 死に損ない 着火
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