...遠藤はその光を便りに...
芥川龍之介 「アグニの神」
...到底この短き便りに述べ尽し難き事に候へば...
石川啄木 「渋民村より」
...おれもそんな風の便りが欲しいよ...
太宰治 「猿面冠者」
...私は彼の可憐なお便りを受取って...
太宰治 「東京だより」
...黄村先生からのお便りである...
太宰治 「花吹雪」
...嘶(いなな)きを便りに行ってみると...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...あとは何の便りもありませんでした...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...前後三回小川女史から御便りを頂いた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...五十五 これ限りで便りが絶えた...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...風の便りに噂は聞いたが...
野村胡堂 「胡堂百話」
...真に恋人からの便りに接したかの通りな悦びに打たれたぜ...
牧野信一 「塚越の話」
...以前はジュムナ河が塔下を流れ礼拝前身を浄(きよ)むるに便り善(よ)かったから巡礼に来る者極めて多かったが...
南方熊楠 「十二支考」
...津の国から便りはなく...
室生犀星 「荻吹く歌」
...「今までの中で一番下手なお便りですね」と言ったら...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...風の便りに聞えていた...
吉川英治 「剣の四君子」
...それきり便りもないし帰って来ないという事情がわかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老母の所へ便りでもしたら...
吉川英治 「山浦清麿」
...土地の便りフィリップ一家の家風一フィリップ一家の住居(すまい)は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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