...何とも便りがないのだからな...
芥川龍之介 「好色」
...昔□時之大屋子のことを想像する便りにもと思って「孝行の巻」という組踊(くみおどり)を紹介することに致しましょう...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...少女からの便りである...
太宰治 「猿面冠者」
...まごまごして、彼もその批評の遊戲に誘ひこまれたなら、「風の便り」も、このあと書きつづけることができなくなる...
太宰治 「猿面冠者」
...これも原隊からのお便りである...
太宰治 「散華」
...こんな便りが来た...
太宰治 「新郎」
...K大学を卒業してから東京の中学校の教師をしていたとかいう事を風の便りに聞いた...
太宰治 「雀」
...注文をとつた浴衣を配達して居る』といふ同期生弘光慶子さんのたよりと『田中先生は電車の中などで友千鳥浴衣を着て居る人を見ると知らぬ人にでも「うちの會の浴衣を買うてつかさいましてありがたう御座います」と禮をいはれた』といふ若い會員からの便りなどは私を感激させた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...そこへお便りをしていただきとうございます」「うむ...
中里介山 「大菩薩峠」
...根つからお便りを聞く縁がなく...
樋口一葉 「十三夜」
...私が留守をあけてゐた間にフェアファックス夫人から便りがあつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...父も母も京二も皆んなお便りを知つて安心いたしました...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...「そのうちきっと便りがございましょうほどに...
室生犀星 「荻吹く歌」
...と不安なので御便りいたします...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...稀(たまたま)の便りが...
吉川英治 「剣の四君子」
...氏の便りによると...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「何か便りがあったろう」「少しも沙汰なしで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...妻へ便りを送っていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
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