...然(しか)るにどうも西園寺侯は...
大隈重信 「選挙人に与う」
...疳癪玉(かんしやくだま)11・30(夕)故人井上馨(かをる)侯が素晴しい癇癪持だつた事は名高い事実だ...
薄田泣菫 「茶話」
...余は政黨の矯正よりも先づ此の理想の實行を以て侯に望まざるを得ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...山縣侯の系統に屬する人物にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...伊藤侯に非ずむば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...君も綱引御横行と日記にかくさ」「松平侯って...
夏目漱石 「野分」
...里美侯の八人の姫君を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この祖父の室リキ子が白河楽翁(しらかわらくおう)侯の養母清照院(せいしょういん)の侍女であったことを挙げればわかる...
服部之総 「加波山」
...この「賢侯」によって東北諸藩の日程にのぼされたその時代である...
服部之総 「加波山」
...諸侯の間にかかる関係の生ずるのを禁遏(きんあつ)しておったけれど...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...南天荘主は頃日(このごろ)田内の裏書のある楽翁侯の歌の掛幅(くわいふく)を獲たさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...就中(なかんづく)人参は阿部侯の命を奉じて栽ゑたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「王侯でなければ鰈(かれい)を食べてはならぬ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...益寿亭侯(えきじゅていこう)に封じ...
吉川英治 「三国志」
...漢水に入って、我に還った張は、ふと気づいて、夏侯尚、韓浩に、「天蕩山(てんとうざん)は、味方の兵粮を貯蔵しあるところ、米倉山(べいそうざん)に続き、みなこれ漢中の軍が生命とたのむところである...
吉川英治 「三国志」
...定軍山の夏侯淵のもとに使いを派した...
吉川英治 「三国志」
...と夏侯淵は驚きあわてて黄忠との刃合せの隙を見て戻ろうとすれば...
吉川英治 「三国志」
...「そんなわけなんで……」と、裁縫師の侯健は、おちょぼ口をつぼめて言った...
吉川英治 「新・水滸伝」
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