...血気盛んな若者には価値がないと考えていたのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...もっと高価なものから得られた精油でもしばしば混ぜ物がされていて利用価値がないし...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...かつ椿岳の水彩や油画は歴史的興味以外に何の価値がない幼稚の作であるにしろ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...『浮雲』をもまた時代の産物以上の価値がないもののように軽視するものがあるが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...かかる変化はほとんど価値がないことを見出すであろう...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...作者の思想観念が顕著に出ている小説でなければ価値がないという点から出発している小説の謂(い)いであったのであろうと思う...
高浜虚子 「俳句への道」
...若しこの書が哲学としての価値がないのなら...
辻潤 「自分だけの世界」
...多くの学者の眼で見てなんらの価値がないものであったり...
寺田寅彦 「学位について」
...それだけでは科学的価値がないという人があるかも知れない...
中谷宇吉郎 「十二花の雪」
...非人情も標榜(ひょうぼう)する価値がない...
夏目漱石 「草枕」
...然(しか)し価値がないと云う意味に於て浅いと云うなら間違って居る...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...心配する価値がないからではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私人的にしか価値がないのに...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...価値がないんです...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...中身の価値がないもの...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...中身に価値がないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...講壇の上に放りぱなしで学校を出て昼頃ねじを巻こうとして気がつく懐中時計なぞはここに記す価値がないとなると...
森於菟 「放心教授」
...肉体それ自身は自然物であって価値がない...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
便利!手書き漢字入力検索