...血気盛んな若者には価値がないと考えていたのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...かつ椿岳の水彩や油画は歴史的興味以外に何の価値がない幼稚の作であるにしろ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...『浮雲』をもまた時代の産物以上の価値がないもののように軽視するものがあるが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...教える価値がないように思うているがこれは大間違いで...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...若しこの書が哲学としての価値がないのなら...
辻潤 「自分だけの世界」
...多くの学者の眼で見てなんらの価値がないものであったり...
寺田寅彦 「学位について」
...本屋は流行の本ででもなければ価値がないと思い込んでいる...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...口にする価値がないとでも思っているような風なのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それだけでは科学的価値がないという人があるかも知れない...
中谷宇吉郎 「十二花の雪」
...非人情も標榜(ひょうぼう)する価値がない...
夏目漱石 「草枕」
...心配する価値がないからではない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...事々(ことごと)しく弁解する労を取るだけの価値がない...
新渡戸稲造 「自警録」
...作者の製造した景色で実景でないからそんなものは価値がない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...まるであんな手紙には一分間以上の時間をさく価値がないといった風だった...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...中身に価値がないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...アイスクリームだからそれで済むけれども価値(ねうち)のない人に恋愛して後に至ってその価値がない事を発見したらモー後悔しても追付(おっつ)かん...
村井弦斎 「食道楽」
...それは美術的に作るほどの価値がないとされていたが故に...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...肉体それ自身は自然物であって価値がない...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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