...血気盛んな若者には価値がないと考えていたのである...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...もっと高価なものから得られた精油でもしばしば混ぜ物がされていて利用価値がないし...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...価値がないと思っていたであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...作者の思想観念が顕著に出ている小説でなければ価値がないという点から出発している小説の謂(い)いであったのであろうと思う...
高浜虚子 「俳句への道」
...実際から言ふとキヤラクターとしての価値がない...
田山録弥 「社会と自己」
...若しこの書が哲学としての価値がないのなら...
辻潤 「自分だけの世界」
...多くの学者の眼で見てなんらの価値がないものであったり...
寺田寅彦 「学位について」
...口にする価値がないとでも思っているような風なのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...非人情も標榜(ひょうぼう)する価値がない...
夏目漱石 「草枕」
...作者の製造した景色で実景でないからそんなものは価値がない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...価値がないんです...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...中身に価値がないからだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...売買価値がないから売ることもできない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...かかる貧民の生命はほとんどまたは全く価値がないものと彼らが考えるところからのみ起り得るものであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...己の命にはもう強ひて保存する程の価値がないからだ...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...講壇の上に放りぱなしで学校を出て昼頃ねじを巻こうとして気がつく懐中時計なぞはここに記す価値がないとなると...
森於菟 「放心教授」
...それは美術的に作るほどの価値がないとされていたが故に...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...これも一本調子に始終鳴っていたのでは価値がない...
柳田国男 「年中行事覚書」
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