例文・使い方一覧でみる「折あしく」の意味


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...折あしくこれ以上こまかいのがないんです...   折あしくこれ以上こまかいのがないんですの読み方
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」

...折あしく改札直前に警報が出て構内は一瞬のうちに真暗になり...   折あしく改札直前に警報が出て構内は一瞬のうちに真暗になりの読み方
太宰治 「十五年間」

...幸子は折あしく風邪を引いて臥(ね)ていたけれども...   幸子は折あしく風邪を引いて臥ていたけれどもの読み方
谷崎潤一郎 「細雪」

...折あしく彼女が留守だったので...   折あしく彼女が留守だったのでの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...同奧樣』折あしく主人は上京中で私には鯉幟の説明も出來ぬが折角訪ねて來てくれた事故...   同奧樣』折あしく主人は上京中で私には鯉幟の説明も出來ぬが折角訪ねて來てくれた事故の読み方
土井八枝 「隨筆 藪柑子」

...折あしくそこへ玉子と麦粉菓子(むぎこぐわし)を背負つた女のあきんどが休みにきたものでれいのとほりすぐに伯母さんの背中へくつついた...   折あしくそこへ玉子と麦粉菓子を背負つた女のあきんどが休みにきたものでれいのとほりすぐに伯母さんの背中へくつついたの読み方
中勘助 「銀の匙」

...私はいつになく喜んで昼飯をたべてたのに折あしくむかふから人がきたものですぐさま箸をはふりだして もう帰る といひだした...   私はいつになく喜んで昼飯をたべてたのに折あしくむかふから人がきたものですぐさま箸をはふりだして もう帰る といひだしたの読み方
中勘助 「銀の匙」

...女の子たちはつねづね怖ぢけをふるつて誰ひとり彼のそばへよる者はなかつたのに折あしくうつかりそこを通りかかつたのはおちやんだつた...   女の子たちはつねづね怖ぢけをふるつて誰ひとり彼のそばへよる者はなかつたのに折あしくうつかりそこを通りかかつたのはおちやんだつたの読み方
中勘助 「銀の匙」

...折あしく茶の間には誰もゐなかつたので私は思ひきつて離れへいつた...   折あしく茶の間には誰もゐなかつたので私は思ひきつて離れへいつたの読み方
中勘助 「銀の匙」

...折あしくもこの悪路...   折あしくもこの悪路の読み方
本庄陸男 「石狩川」

...折あしく原稿が間に合はず他の同人は何うであつたか稍記憶が怪しいのだが...   折あしく原稿が間に合はず他の同人は何うであつたか稍記憶が怪しいのだがの読み方
牧野信一 「「三田文学」と巌谷夫人」

...折あしく近頃お国表の尼ヶ崎から江戸詰になったばかりの奥役人...   折あしく近頃お国表の尼ヶ崎から江戸詰になったばかりの奥役人の読み方
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」

...圓生のは、いつも折あしく、聴く機なし』こんなことを書いてから早いもので、もう八年の月日がそこに経ってしまった...   圓生のは、いつも折あしく、聴く機なし』こんなことを書いてから早いもので、もう八年の月日がそこに経ってしまったの読み方
正岡容 「随筆 寄席囃子」

...折あしく池の泥を浚(さら)えて居る処で...   折あしく池の泥を浚えて居る処での読み方
正岡子規 「車上の春光」

...折あしく他人の分まで臨時に受け持たされて...   折あしく他人の分まで臨時に受け持たされての読み方
武者金吉 「地震なまず」

...然しそこは折あしく満潮で...   然しそこは折あしく満潮での読み方
山本周五郎 「柳橋物語」

...幕府は、極楽寺坂まで、大勢の騎馬徒士(かち)を繰り出して迎えたが、執権高時は、「折あしく、発病のため」と称(とな)えて、勅使との対面は、これを避けた...   幕府は、極楽寺坂まで、大勢の騎馬徒士を繰り出して迎えたが、執権高時は、「折あしく、発病のため」と称えて、勅使との対面は、これを避けたの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...おまけに折よくにしろ折あしくにしろ...   おまけに折よくにしろ折あしくにしろの読み方
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」

「折あしく」の読みかた

「折あしく」の書き方・書き順

いろんなフォントで「折あしく」


ランダム例文:
贅する   憎まれっ子   片言  

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