...「身に力を求めんが爲の故に」食を求めて自己の肉體に供養することを憚らなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し聖者が餓虎にその身を供養するとき...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...これに対して礼拝供養するも...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...祭日には酒とパンとを供養するなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...私の友人の供養するのだから――友人から送つてくれたゲルトだから――お礼がいひたかつたら...
種田山頭火 「行乞記」
...それも現在生みの母が供養するなどということが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ひそかに供養すると願い事が叶(かな)うという迷信から...
中里介山 「大菩薩峠」
...亡き安然大徳に追善供養すると同時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...愚癡の僧を供養するのも功徳でございますか...
中里介山 「法然行伝」
...――瓢々斎は瓢箪を供養するのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両足を膝から下を斬って犬狼に施捨供養すること...
久生十蘭 「新西遊記」
...この故に塗香を以て供養するなり〉とあった...
南方熊楠 「十二支考」
...大日如来が香華燈塗の四菩薩を出して四仏を供養するは上に述べた...
南方熊楠 「十二支考」
...ある時居士遠来の僧を供養するを猜(そね)み...
南方熊楠 「十二支考」
...それから毎度供養するに五百人をして設備し接待せしめた...
南方熊楠 「十二支考」
...供養する経巻や仏像も二男の左大弁が主になって作らせていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誰とも知らぬ亡魂に供養する風があるか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...隠居の自分がその後生を憐れんで供養するはよかろうと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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