...自然が我々に提供する進化の無限の可能性を曇らぬ目で認め得るほどの人々は恐らく...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...金をさえ貸すなら担保にはなんでもかでも求めらるるままに提供する事となった...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...以上述べたごとき例はいずれも所有主自身の直接の用に供するためか...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...客に茶を供するの礼は老子の高弟関尹(かんいん)(一八)に始まり...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...好個の材料を提供するが如くなるを見るや...
高木敏雄 「比較神話学」
...公衆の前に発表するでなくただ上(かみ)御一人(ごいちにん)の御覧に供するだけで御還御(ごかんぎょ)の後は直ちにお引き取りになって下さい...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...食膳(しょくぜん)に供するに足るくらいの野菜を作り...
太宰治 「新釈諸国噺」
...今日の支那学は提供することができないでいるような状態ではないか...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...俳諧連句(はいかいれんく)もまたかなりの参考資料を提供するであろう...
寺田寅彦 「映画芸術」
...また更に新しい問題を提供するものでなければならない...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...どういう主体化の方法を提供するか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...雪の結晶の人工製作を天覧に供するという光栄の機会を得た...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...掲げて参考に供する...
新渡戸稲造 「自警録」
...後味の良い捕物小説を提供することが作者二十年来の望みで...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...高処よりこれを達観せしむる高邁の識見を供するものであると云つてゐるが...
平田禿木 「趣味としての読書」
...折々新聞の三面に材料を供することであるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...三日にあたる夜は餠(もち)を新夫婦に供するものであると女房たちが言うため...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女は自分のからだまで提供するといふことは話にもならない話だ...
室生犀星 「はるあはれ」
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