...若い都の商人(あきゅうど)と妹背(いもせ)の契(ちぎり)を結んだ上...
芥川龍之介 「俊寛」
...漣はその時あたかも『新著百種』中の『妹背貝』を書終って...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...(十)はれて妹背となる日をば...
田澤稲舟 「五大堂」
...これとお経の読みかたとを習うために惜しいところで妹背山(いもせやま)の芝居を切り上げて...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...妹背山の芝居(しばい)をおぼえているだろう? あれがほんとうの妹背山なんだとさ」と...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...―――妹背山(いもせやま)婦女庭訓(おんなていきん)の作者は...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...妹背山の次には義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)があるんだよ」と...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...つまり妹背山の作者が実景を見てあの趣向を考えついたように...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...忠臣蔵四段目、二度目の清書、妹背山三段目、杉酒屋、安達原三段目などは、私は写しもし、またいくらか暗記もした...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...語らい遊ぶ妹背(いもせ)の山鳥...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...「まどひける道をば知らず妹背山たどたどしくぞたれもふみ見しと申されます」と女主人の歌を伝えてからまた宰相は言う...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...峰を隔てた山鳥の妹背(いもせ)のような気がして苦しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...妹背の契りを結ぶ者は有り得なかつた...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...だから妹背の門松といい...
柳田國男 「歳棚に祭る神」
...土佐(とさ)の妹背島(いもせじま)の由来として著録せられている...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あることか、二三日のちの消息は、新男君(にひをとこぎみ)、うちつけに、その夜中より病して、妹背の契り、空しくも、うたかたとなり、永久に帰らぬ国へ、翌る日の十七日に、赴くと、逝(かく)れましぬと、云ふものか、報ずるものか...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...妹背山(いもせやま)でも...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...「茶の伴や妹背(いもせ)いそちの雪月花...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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