...併し我等は詐欺の意志に基く眞正の僞善と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し前の命題の眞實をば彼自身の苦しい生活に於いて味ひ知つて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...恐らく二軒の家を合併し...
石川欣一 「山を思う」
...適量なるボロンを併用することにしてあるから...
海野十三 「諜報中継局」
...併し打捨てては置けぬ問題だ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...併しあの位の血をとることは...
江戸川乱歩 「鬼」
...併しかかる問題は無論...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...併し何れを主原因とするかは厳密に客観的に与えられるのではなくただ主観的な観察の仕方が決定するものに外ならない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...哲学的文字乃至文章をこうした記号化された形式的言葉で以て代行させようという企てには、すでに前に述べておいた理由から、無論根本的な無理があったのであって、哲学的言葉の国際的解決は、一般の普通語の国際的な解決を俟つのでなければ地に就いたものになれないに決っているが、併し事実は、一方に於てライプニツのこの着想が後世の国際語運動と又夫の階級的運動との発端になったのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この世界平和論と五相会議の内容とがどういう関係にあるのか併し吾々には判らない...
戸坂潤 「社会時評」
...併し同じ物を売り出すならば評判のいいレッテルを貼った方が得策だろうではないか...
戸坂潤 「社会時評」
...併し実は腹なんか出来なくても構わないので...
戸坂潤 「社会時評」
...力を併せるのもよかろう...
永井隆 「この子を残して」
...そんな大それた事が出来る筈は無い」「イヤ併し」「断じてそんな事は無い...
野村胡堂 「女記者の役割」
...併し自分は日本人を...
森鴎外 「妄想」
...紀州地方の神社が合併になってその廃社になった方の神域の大木がどんどん伐り倒されることを大変に憤慨して...
柳田国男 「故郷七十年」
...荊州も併(あわ)せ呑んでしまうであろうし...
吉川英治 「三国志」
...坂東八州を併呑し...
吉川英治 「平の将門」
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