...併し自分は自分の文章が徒らに...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し堅く汚れた床の中に困臥する身にも...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し今日の社會は我等の卒業を待受けてゐて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し大なる理想に堪へる心は又現實の卑さを端視するに堪へる心でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併(しか)し野依さんが自分ひとりいゝ気になつて...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人々(野依秀一、中村弧月印象録)」
...併し己はそれに構はずに...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...併し彼とは昨今のつき合いだから...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...併し、その硝子の包みを見せて呉れと言つたので、私は取り出して見せた...
高浜虚子 「椿子物語」
...清濁併せ飲む境地へはまだ/\遠い...
種田山頭火 「其中日記」
...その単なる応用ではあるが併し経験的概念を予想する処のもの...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...併し横光はそういう通俗さが目標ではない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...多少とも唯物論的な哲学者や文学理論家は併し...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...さて併しながら存在論的範疇の他の一つの場合もあるのを忘れてはならない...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...併しこの少なかつた話が自分には非常に浸み透るやうに覺えた...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...併し僕は沼尾君を憎みこそしないけれど...
水野仙子 「道」
...併(しか)し姫は書物に気を取られていたから人々の叫び声も何も耳に入らなかった...
夢野久作 「白髪小僧」
...併(しか)し冬から姙娠して居ます...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...女性はよろしくその処置に女性特有な冷めたい細心と美の放散を併(あわ)せ用いて...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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