...若し千古の佳什(かじふ)を得んと欲すれば...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...古玩にして佳什(かじふ)ならざるも...
芥川龍之介 「わが家の古玩」
...ウェルレーンの詩集も亦カッフェーの光景を詠じた佳什に乏しくない...
永井荷風 「申訳」
...近き頃森田草平(もりたそうへい)が『煤煙(ばいえん)』小粟風葉(おぐりふうよう)が『耽溺(たんでき)』なぞ殊の外世に迎へられしよりこの体(てい)を取れる名篇佳什(かじゅう)漸く数ふるに遑(いとま)なからんとす...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...さうして多数の佳什を残したが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「飛ぶ鷲の翼もたわに」などいへるは眞淵集中の佳什(かじふ)にて強き方の歌なれども意味ばかり強くて調子は弱く感ぜられ候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...真淵集中の佳什(かじゅう)にて強き方の歌なれども...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...「飛ぶ鷲(わし)の翼もたわに」などいえるは真淵集中の佳什(かじゅう)にて強き方の歌なれども意味ばかり強くて調子は弱く感ぜられ候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...自己が唯一の俳人と崇(あが)めたる其角の句を評して佳什(かじゅう)二十首に上らずという...
正岡子規 「俳人蕪村」
...自己が唯一の俳人と崇(あが)めたる其角の句を評して佳什二十首に上(のぼ)らずといふ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...小生も追々衰弱に赴き候に付(つき)二十句の佳什(かじゅう)を得るために千句以上を検閲せざるべからずとありては到底病脳の堪ふる所に非ず候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...果して『新俳句』刊行後『新俳句』を開いて見るごとに一年は一年より多くの幼稚と平凡と陳腐とを感ずるに至り今は『新俳句』中の佳什(かじゅう)を求むるに十の一だも得る能はず...
正岡子規 「墨汁一滴」
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