...汗の余滴が顔から流れ落ちた...
...洗米した後で、余滴が鍋底についたままになっていることを確認してください...
...私の鼻水は涙と同じような余滴になって鼻から出てきた...
...採血時に、肘の内側から余滴が出血した...
...雨が止んだ後、傘をさしていたため、余滴が服についてしまった...
...葉子の頭の上に張り渡された雨よけの帆布(ほぬの)の端(はし)から余滴(したたり)がぽつりぽつりと葉子の顔を打つたびに...
有島武郎 「或る女」
...あに必ずしも有力者どもの残肴余滴(ざんこうよてき)にあずからんや...
太宰治 「春の枯葉」
...余滴(よてき)をたらたらと水の上に落して...
中里介山 「大菩薩峠」
...本領である源注余滴(げんちゅうよてき)や雅言集覧(がげんしゅうらん)の著作狂歌などに対するとは全然別な...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...そしてなお余滴(よてき)まで舌なめずるごとく飲みほして...
吉川英治 「新書太閤記」
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