...しや忌々し何奴ぞと得三からりと部屋の戸開くれば...
泉鏡花 「活人形」
...何奴が一番息が長いとか...
豊島与志雄 「変な男」
...何處の何奴(どいつ)で御座います」腕の痛みにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手人は何奴でせう」「それを今考へて居るんだ」「徳利に殘つた酒をあとで調べると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何奴(なにやつ)かがそれを打ち消す...
広津柳浪 「今戸心中」
...何奴(どいつ)も此奴(こいつ)も本田一人の相手に成ッてチヤホヤしていて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...何奴もヘッタクレもあるけえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...「そういうのは何奴(なにやつ)か...
室生犀星 「野に臥す者」
...文句有ったら掛かって来い」T「命の要らねえ奴は何奴だァ!」と大声に怒鳴って「貴様かッ?」と一人刀で指す...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...「白い湯もじを島田に結(ゆ)わせエ赤いゆもじを買わせた奴はアどこのドンジョの何奴(どんやつ)かアドンヤツドンヤツどんやつかアウワア――アアア――」「ようし……」とお作は唄が終るか終らぬかに...
夢野久作 「斜坑」
...社内の何奴が書いたものか...
吉川英治 「折々の記」
...――来れるものは何奴であるか」「秦(しんき)は...
吉川英治 「三国志」
...山賊の分際で白昼通るは何奴かと...
吉川英治 「三国志」
...来れるものは何奴(なにやつ)か」突如として...
吉川英治 「三国志」
...何奴かが為にすべく...
吉川英治 「私本太平記」
...何奴かが忍者を使って...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「何奴(なにやつ)ッ」と...
吉川英治 「源頼朝」
...何奴(どやつ)じゃ」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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