...何奴ニテモ(モツトモ始メニ)殺害セラレタルトキニ於イテ普通ノ脅迫状ト見シ嘲ヒヲ解ケ...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一三年六月号)」
...一体何奴(どいつ)だ...
海野十三 「海底都市」
...何奴(どいつ)が出したか...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...いったい何奴(なにやつ)だろう...
海野十三 「雪魔」
...何奴(なにやつ)だろう」治明博士は...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...何奴(どいつ)も...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...「誰か? どこの何奴(なにやつ)か?」「僕だよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...執拗(しつよう)につきまとってくるこの悪者はいったい何奴だろうかと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうれ、何奴も、此奴も、婆ばかりだ」「聞えるから――」「なあに、齢をとると、耳が遠くなるから」婆さんづれの三人が、降って来て、中の一人が、庄吉へ、笑いかけると、「お気の毒えな、婆様ばかりで」と、声をかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...何奴(どいつ)も此奴(こいつ)も本田一人の相手に成ッてチヤホヤしていて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...人殺の大罪人……それは何奴(なにやつ)? ああ情ない...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...何奴もヘッタクレもあるけえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...文句有ったら掛かって来い」T「命の要らねえ奴は何奴だァ!」と大声に怒鳴って「貴様かッ?」と一人刀で指す...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...きっと判ります」「何処の何奴の仕業か...
山中貞雄 「森の石松」
...何奴ッ?」前差(まえざし)の小柄(こづか)をキッと逆手に...
吉川英治 「江戸三国志」
...山賊の分際で白昼通るは何奴かと...
吉川英治 「三国志」
...何奴(なにやつ)』駈け出して...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「何奴(なにやつ)だろう」と彼のつぶやきも同じであった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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