...やがて内田はずかずかと格子戸をあけて出て行ってしまった...
有島武郎 「或る女」
...私はずかずかと室の一隅(いちぐう)にすすみよると...
海野十三 「空中墳墓」
...何でもずかずかと云い合う間柄(あいだがら)になった...
海野十三 「赤外線男」
...ずかずかと少年たちの方へやって来た...
海野十三 「超人間X号」
...一方の扉が開いて外の人がずかずかと入ってきた...
田中貢太郎 「竇氏」
...ずかずかと庭からはいって来て...
田山花袋 「田舎教師」
...益満は、ずかずかと、近づいて「お嬢様、お出迎えに――」と、いって、びっくりして、益満の顔を見た綱手の眼へ、合図をしながら「心配致しました...
直木三十五 「南国太平記」
...ずかずかと近寄ると...
直木三十五 「南国太平記」
...ずかずかと入って来た...
直木三十五 「南国太平記」
...西郷は、掘った土の中へ、草履を埋めながら、ずかずかと、穴の縁へ行った...
直木三十五 「南国太平記」
...ずかずかと入っていって...
堀辰雄 「晩夏」
...そして彼はその少女の方へずかずかと近づいて行った...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...ずかずかと食堂へはいり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...かの者はずかずかと板の間(ま)に上って来たようであったがその後の事はわからず...
柳田国男 「山の人生」
...相木熊楠はずかずかと入って来た...
吉川英治 「篝火の女」
...ずかずかと歩みだして...
吉川英治 「三国志」
...ずかずかと門内へ進み...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「ばかな!」と、彼は、自分のそうした観念を、時によって生じた理由のない気怯(きおく)れと自嘲して、ずかずかと、這い出した...
吉川英治 「親鸞」
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