...ずかずかと げんかんを はいってきます...
五十公野清一 「一休さん」
...小浜兵曹長! よく生きていたなあ」そういって飛行服の勇士の一人がずかずかとよって来ました...
海野十三 「怪塔王」
...ずかずかと楽屋へ訪ねて往ったある若い音楽批評家は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...一方の扉が開いて外の人がずかずかと入ってきた...
田中貢太郎 「竇氏」
...そして「手が、廻っておるらしい」と、低く、鋭く、叫んで、ずかずかと、人々の方へ来た...
直木三十五 「南国太平記」
...ずかずかと立って戸棚の中から引出して来たのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ずかずかと炉辺によって来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして彼はその少女の方へずかずかと近づいて行った...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...そこを次郎にずかずかと通られた女達も鏡台から首を曲げて...
吉川英治 「江戸三国志」
...あんなに長い間、高札と睨み合っていながら」「ここで語るのを好みません」「おもしろい」偉丈夫は、酒売りへ、銭と酒杯(さかずき)を渡して、ずかずかと、劉備のそばへ寄ってきた...
吉川英治 「三国志」
...ずかずかとそれへ出てきて...
吉川英治 「三国志」
...八蔵はずかずかとそれへやって来て...
吉川英治 「新書太閤記」
...ずかずかと上って来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ずかずかと老人の足音が次の間へ移った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ずかずかと、番僧はそばへ寄って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「ばかな!」と、彼は、自分のそうした観念を、時によって生じた理由のない気怯(きおく)れと自嘲して、ずかずかと、這い出した...
吉川英治 「親鸞」
...それから、長押(なげし)の槍を外して、摩利支天(まりしてん)のような恐い顔を反身(そりみ)に持って、ずかずかと、庭へ下りた...
吉川英治 「松のや露八」
...すぐずかずかと二...
吉川英治 「宮本武蔵」
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