...劉の一生から酒を除けば、後には、何も残らない...
芥川龍之介 「酒虫」
...あとには何も残らないのに相違ない...
芥川龍之介 「ひょっとこ」
...火事で焼けてしまっては何も残らないことになりますから――まず雷門を起点にして...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...変化し易い或るもの以外の何も残らない...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これに反してその隣にあった桜の写生屏風などは第一印象も第二第三の印象も自分には何も残らない...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...では進み去った後には何も残らないか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...十年後には何も残らないことを知りながら人家の正面に愉快に絵を書いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もはや与うべきものが何も残らないのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...聞いている客を始め我々三人もただ笑うだけ笑えばそれで後(あと)には何も残らないような気がした...
夏目漱石 「行人」
...断ってさえしまえば後(あと)には何も残らない...
夏目漱石 「こころ」
...根源的な蓋然的知識は何も残らないことになるのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...何も残らないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...あとには何も残らないような単一な日々だけれども...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...』全部を除くならば何も残らない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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