例文・使い方一覧でみる「何とか」の意味
スポンサーリンク...また今パールとか何とかいって... 
淡島寒月 「江戸か東京か」
...今何とか言つて此の此木田父爺（ぢぢい）を取絞（とつち）めるてやらなければ...
石川啄木 「葉書」
...何とかして誰にも感付かれないうちに連れ戻さなければならない...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「和製椿姫」
...またこれを「時雨（しぐ）るるや」とか何とかいう初め五字を置いて...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...何とかして、彼女を利用し活用し、モトをとらなければ、ウソだ...
太宰治 「グッド・バイ」
...先生とか何とか言われて恐悦がっているようだが...
太宰治 「花吹雪」
...何とかして男爵夫人を探し出して一日も早く...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...女の方から進んで何とか言ってくるまではしばらく放棄（ほ）っておこう...
近松秋江 「黒髪」
...何とかいふ名取りですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...作蔵 大番頭さんの聞いた唄の文句は、何とかいった、そうそう...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...何とかしけん横町の角にて巡査の手をば振はなして一目散に逃げぬ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...網代（あじろ）に流れて浮きぬ沈みぬゆられけるを――何とかの守（かみ）見給ひて...
牧野信一 「武者窓日記」
...何とか法をつけて...
宮本百合子 「一太と母」
...何とか直接消費者にわたす方法はないかと頭を砕いているところもあった...
宮本百合子 「女の手帖」
...そういうニュアンスに対して何とか書くべき本来の何ものもないのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何とかもうすこしゆるめて結えないかしらと仰云らなくてもすむわけです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...当り前の復讐では承知しないぞ……とか何とか云っていたそうですが...
夢野久作 「二重心臓」
...……つまりその悪人の何とかいう青年が...
夢野久作 「復讐」
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