...職業は何ぞ、資産ありや否や、親戚ありや否や抔(など)いふことなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「何ぞ汝の兄久しくまゐ出來ざる...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...」――そこでまた何ぞこそこそ相談するらしいて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...コロボックルとは何ぞ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...何ぞと言葉を和(やわ)らげて聞けば...
寺田寅彦 「東上記」
...悪魔の数縦令(たと)い屋上の瓦より三倍多きも何ぞ妨げん」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...内閣の威信と行政機關の紊亂を來すを見るは何ぞや又兩院より建議したる學制調査會設置案の如きは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大小の事總て侯の意見に聽きて僅に辨ずるを得るが如きの状あるは何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一は閣下が強て超然内閣の外觀を維持せむとするの謬見より出でたるものに非ずして何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何ぞ他を顧みて之が謀を爲すに遑あらんや...
福沢諭吉 「帝室論」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...指先は工芸品か何ぞのように実に見事に整っているのである...
牧逸馬 「土から手が」
...明治二十年頃に至て「我が日本の植物は宜しく日本名すなわち和名を以(もっ)て呼ぶべきもので何ぞ他国の名を仮るを要せん哉...
牧野富太郎 「植物記」
...又何ぞ病とすべけむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...又何ぞ画師の如く遇せらるゝを喜ばんや...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...何ぞ呉の犬に降らんや」と...
吉川英治 「三国志」
...――急にお呼びつけになるからには、何ぞほかに、御用があってのことだろう」幾歳(いくつ)になっても、父は怖い...
吉川英治 「新書太閤記」
...……何ぞ?」「やたて」「矢立(やたて)と仰せなされますか」茂朝はいそいで鎧(よろい)の袖から懐紙と矢立を取り出した...
吉川英治 「新書太閤記」
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