...何ぞ手懸りになる様な...
泉鏡花 「活人形」
...「何ぞ……」と云うと...
泉鏡花 「婦系図」
...他人の聲か何ぞのやうにしやがれてしまつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...何ぞ公平なる学者として...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...感謝をも平安をも伝えずして「わが神わが神何ぞ我を棄て給うや」と彼の大失望を語っているからである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...何ぞこの子を埋めざる...
太宰治 「惜別」
...(慷慨の調にて大声に)敵の汝に逢わんとて水陸幾万里千辛万苦を尽しつつ輪船火車を乗り代えて露清両地を過ぐるとき行装のたびごとに天道様に祈りをなしイエス氏にも敬拝すらく平常一度び逢うことの何ぞ遅きや心し給え心し給え東半島大韓帝国に心したまえ一同はじっと聴き入っている...
林不忘 「安重根」
...一体進歩とは何ぞや...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...まるで無分別な若者か何ぞのやうに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...何ぞの事も出来るやろが...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...そを何ぞといふにかの小羊子が白日(ひる)の夢と題したる華文是なり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その源次へ面当(つらあて)か何ぞのように...
夢野久作 「斜坑」
...お侍か何ぞのようで...
吉川英治 「江戸三国志」
...「人命何ぞ仮(か)すことの短き...
吉川英治 「三国志」
...理想何ぞ余りにも多き」と独り託(かこ)って...
吉川英治 「三国志」
...何ぞの折というと...
吉川英治 「新書太閤記」
...何ぞ知ろう、血のつながる甥(おい)めが、今なお、性根を改めずに、町人の家へ襲(よ)せて、夜盗を働いておろうとは!」屹(きっ)と、唇を噛むと、その時もう小六の肚は、決っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...何ぞ御用ですか』磯貝十郎左衛門は答えながら前へすすんで来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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