...何ぞや、曰く、世界の驚嘆と嫉視の焦点に於ける外交時期の一転舵(てんだ)なり...
石川啄木 「閑天地」
...お湯か何ぞ差上げますわ...
泉鏡花 「浮舟」
...この俳句とは何ぞやということが...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...何ぞ外に目的あるねんし...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...何ぞ自家の實力と運動とに依りて天下を取るの計を爲さゞる...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...馬鹿らしき隠謀に非ずして何ぞや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何ぞ猥※の真偽を究(きわ)むるの要あらんや...
永井荷風 「猥褻独問答」
...何ぞ図(はか)らん従妹(じゅうまい)の妾なりけるに...
福田英子 「妾の半生涯」
...最初の動植が同姓にして如何ぞ無数の後胤を遺し得んや...
南方熊楠 「十二支考」
...〈王もしその罪なくして死地に就くを隠(いた)まばすなわち牛羊何ぞ択ばん〉といえるにてその意明らけし...
南方熊楠 「十二支考」
...何ぞ梁の武帝が敵寇至るに沙門を集めて『摩訶般若心経』を講じて虜(とりこ)となり餓死せしに異ならん...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...何ぞ其見地の高くして遠きや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そを何ぞといふに...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...孔子の「何ぞ怨みんや」と稱せし言...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...治部殿にはまた何ぞ...
吉川英治 「大谷刑部」
...何ぞおことばをかけてやって下さい」と...
吉川英治 「黒田如水」
...何ぞはからん振り返ると...
吉川英治 「三国志」
...何ぞこれへおついでに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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