...体の具合が悪いのとで...
芥川龍之介 「仙人」
...それは彼女の体の具合(ぐあい)も手伝っていたことは確かだった...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...あすこ? まだ体の具合は悪いの?」「やっぱり薬ばかり嚥(の)んでいる...
芥川竜之介 「歯車」
...それから常談(じょうだん)とも真面目(まじめ)ともつかずに体の具合(ぐあい)を尋ねたりした...
芥川龍之介 「春」
...この二三日また身体の具合がよくないそうで」「まあ……」おぬいさんの顔には痛ましいという表情が眼と眉との間にあからさまに現われて...
有島武郎 「星座」
...どうも身体の具合がよくなくていけないのです...
海野十三 「脳の中の麗人」
...明智さんのお身体の具合がよかったら...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...身体の具合が思わしくなくて...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...わたし体の具合がすこしへんよ」女は妊娠していたのであった...
田中貢太郎 「竇氏」
...やっと体の具合がよくなったので...
田中貢太郎 「雪女」
...こうして突然身体の具合がわるくなってここの連中の手のうちにはいったようになっていることがあまりにもつらいことだったし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...少し体の具合が悪いようなことも奥さんが帰りがけにちょっと話しておられたので...
堀辰雄 「朴の咲く頃」
...此方からは好く見えらあ!」「意地悪るの鬼!」「お前は体の具合でも悪いんぢやないの...
牧野信一 「鱗雲」
...体の具合はどんな? 大分気の利いた病気になつたツてエんぢやないの?」「なアんだ...
牧野信一 「妄想患者」
...体の具合でも悪いなら遠慮なく云うがよい」「べつにそんな訳ではございませぬ」「なんだ...
山本周五郎 「松林蝙也」
...体の具合がいいか悪いか...
吉川英治 「下頭橋由来」
...どんどん止め度なく出血して死んでしまう……僕は丘子の体の具合を知っていたんだ...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
...この調子だときょうは珍しく出来るかも知れませんね」身体の具合を損ねて以来...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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