...其処にあった炭俵の中から佐倉炭の塊を取り出し...
谷崎潤一郎 「少年」
...火鉢の佐倉炭が、段々真赤に円くなって、冬の夜ながらも、室(へや)の中は湿(しっ)とりとしている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...しまった佐倉炭(さくらずみ)...
中勘助 「独り碁」
...佐倉炭(さくらずみ)の白き残骸(なきがら)の完(まった)きを毀(こぼ)ちて...
夏目漱石 「虞美人草」
...新しく活けた佐倉炭(さくらずみ)の焔(ほのお)と共にちらちらと燃え上るのが常であったけれども...
夏目漱石 「行人」
...今朝埋(い)けた佐倉炭(さくらずみ)は白くなって...
夏目漱石 「文鳥」
...宵に活けて置いた桐火桶の佐倉炭が...
森鴎外 「半日」
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