...この広いガランとした邸はいよいよ浸みわたるようなもの寂しさを加えていった...
海野十三 「蠅男」
...ガランとした昔風の便所に入った...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...ガランとした、ひろい舞台うらには、小さなはだか電灯が、ところどころにぶらさがっているばかりで、しばらくは、なにも見えません...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ガランとした場内は...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...広い旅館がガランとして人気(ひとけ)もなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...何処(どこ)となくガランとしていて...
高浜虚子 「子規居士と余」
...三藏は何だか足らぬ勝ちの旅仕度を氣の毒に思うてゐたので「胴著なら僕のをやらう」と言つてガランとした行李の中に轉がるやうに這入つてゐたのを出して來る...
高濱虚子 「俳諧師」
...余人ひとりいないガランとした校舎...
太宰治 「音に就いて」
...一、 九銭 ハガキ六枚 一、 十銭 湯札四枚一、十二銭 昆布五十目 一、二十三銭 日和下駄一足一、二十銭 焼酎二合 一、 七銭 バツト一ツ〆金 八十一銭外にワヤ代(冬村君の保證によつて懸)□・こゝろおちつかず塩昆布を煮る・さみしさへしぶい茶をそゝぐ長い、長い一夜だつた、展転反側とはこれだらう、あれを思ひこれを考へる、ガランとして、そしてうづまくものがあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...これはどうした」家の中はガランとして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガランとして乾いていた...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...ガランとした教場でオロオロしていたが...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...ふだんは事務室に使っているガランとした室の...
三好十郎 「その人を知らず」
...ガランとした室の...
三好十郎 「肌の匂い」
...あとはガランとした室ぢうを見廻した...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...ガランとした空家になって...
夢野久作 「白髪小僧」
...けれども室の中は隅々までガランとして...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...聖堂のすみの銅鈴がガランと鳴る……...
吉川英治 「江戸三国志」
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