...時として朝鮮語はフランス語に似ているようにも思われたが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...『常総(じょうそう)新聞』に前の出来事とよく似ている雑報が掲げてあった...
井上円了 「おばけの正体」
...戸外の二人はこの老人を殺されたスティーフンと面だちが似ているのを見て...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...二人が互に非常に似ていることは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...芋の葉と形はよく似ているが葉脈があざやかな洋紅色に染められてその周囲に白い斑点(はんてん)が散布している...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...この世は牢獄に似ているところがあるではないか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...兄に似ていることも当然中の当然...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの宿屋に御夏(おなつ)さんと云う有名な別嬪(べっぴん)がいて老梅君の座敷へ出たのがちょうどその御夏さんなのだから無理はないがね」「無理がないどころか君の何とか峠とまるで同じじゃないか」「少し似ているね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...妙に平次に似ているのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ポーランドとよく似ているよ……白耳義(ベルギー)の屑鉄もチュニスの燐鉱も...
久生十蘭 「川波」
...あの声は何年も前に死んだものだし、似ているだけだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...そのへんの計算もよく似ている...
三好十郎 「恐怖の季節」
...弘化の地震前の状況に似ているので...
武者金吉 「地震なまず」
...そう長くは感じなかったあの人の髪もこれに似ているように思われてなつかしい気がした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どこかお玉に似ていると思って...
森鴎外 「雁」
...* 「自分の子どもたちがわたしに似ているなら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...誰と比較したら似ていると思うか」と...
吉川英治 「三国志」
...ただそれのみを案じておりましたのじゃ」「申し遅れました」言葉は愛もなき他人行儀に似ているが...
吉川英治 「新書太閤記」
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