...伺候する村役人も殆(ほとん)ど絶えた...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...女王はベエコンが御前に伺候することを差し止めた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...アンドラダは和平を熱望しかつ女王の信任厚きロオペの使としてきたという名目のもとにフィリップに伺候するはずだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ラレイは陛下に伺候することを差しとめられた...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...シルクハツトを被つて伺候する光榮も持たない代りに...
竹久夢二 「砂がき」
...なにしろ御ところのすぐ近くの土地でございまして御ところへ伺候するのに便利なものでございますから...
太宰治 「右大臣実朝」
...仕立上つたといふので宮廷織物御用掛は其召物をば恭しく捧げて伺候する...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...その柳橋の殿様とやらへ伺候する気になったものと見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...近くに伺候するキルマンセッグ男爵(だんしゃく)を呼んで...
野村胡堂 「楽聖物語」
...稀れに伺候する宮中顧問官と...
久生十蘭 「泡沫の記」
...紫の女王は内親王である良人(おっと)の一人の妻の所へ伺候することになった自分を憐(あわれ)んだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...伺候する者もなく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...金魚を咥(くわ)えて伺候するなんてね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...また八月からは信順の室欽姫(かねひめ)に伺候することになったからであろう...
森鴎外 「渋江抽斎」
...なかなか伺候するいとまもございませんでした」「隠宅へはまいってもか」「身の保養も御奉公の一つでございます」「よし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...禁中へ伺候すると...
吉川英治 「三国志」
...筑前どの」二条の館(たち)の大廊下は、信長を本尊(ほんぞん)として、退(さ)がって来る者、伺候する者など、加茂の参道ほど往来が多い...
吉川英治 「新書太閤記」
...皇居へ伺候するとき以外は...
吉川英治 「新書太閤記」
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