...彼等はこれを引張り上げ、それからドサンと落すのだが、それをやる途中、恐しく気味の悪い一種の歌を歌う為に、手を休める...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...一日のうち義雄が氣を休める時間である...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いくらでも休めるじゃないか...
梅崎春生 「桜島」
...旅のつかれを休めるために...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...この池でその羽を休める...
太宰治 「逆行」
...読書に疲れた頭を休めるには適している晩であったが...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...神経を休める暇もなかった妻を慰労するためでもあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女はひとりゆっくりと足腰を休めるために二階の寝室へ上って行ったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...家来が足を休めるために時々乗ることが出来て便利である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...疲れた足を休める...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は和やかな田園に赴(はし)つた全てを忘(ばう)じ……転地と懸念のなさとで柔らかい欣びは研究に倦んじた我が精神を休めるのであつた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...書斎のなかで精神を休める必要が起るのだそうであった...
夏目漱石 「門」
...海から来る新鮮な風にあてて休めるため...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...私は勉学に労(つか)れた頭を休めるため...
松永延造 「アリア人の孤独」
...匂いというものは神経を休めるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...はるかに頭脳を休めるにちがいないと思われたからである...
横光利一 「馬車」
...じつと滅入(めい)つて筆の手を休める...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...万太郎は足を休める振りをしながら...
吉川英治 「江戸三国志」
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