...鍛冶屋は、馬車が通ると、馬の踵を両膝に抱きこんだまま、手を休める...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...かならず足を休める場所をみつけておかなければならないのさ...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...はま公がうまくやってくれたからなお二十分間ほど骨を休めることができた...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...双た親は鍬を休めるたびごとには自分の方を向いて話しをする...
鈴木三重吉 「千鳥」
...神経を休める暇もなかった妻を慰労するためでもあったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...草のうえに休めるために跪坐(しゃが)んだ...
徳田秋声 「あらくれ」
...体を休めることが...
徳田秋声 「仮装人物」
...家来が足を休めるために時々乗ることが出来て便利である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...自分は少しも絵馬描きの手を休めるのではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は和やかな田園に赴(はし)つた全てを忘(ばう)じ……転地と懸念のなさとで柔らかい欣びは研究に倦んじた我が精神を休めるのであつた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...あるいは疑問にぶつかったか……とつぜん筆を休めるのだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...出任せにもせよ細君の心を休めるような事ばかりはいっていなかった...
夏目漱石 「道草」
...胸を締めてゐた両の手を休めると...
林芙美子 「朝夕」
...無理をしても休めるだけ休む心算だと申しておりました...
牧逸馬 「土から手が」
...寸時も気を休めることとてはなく...
矢田津世子 「旅役者の妻より」
...兵馬を休める遑(いとま)もなく...
吉川英治 「黒田如水」
...身を休めることさえできれば」「じゃあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...疲れた眼でも休めるように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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