...活力に任する子供は疲れた親に同行を強ひる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...併し住宅建築は直接に國民生活と緊密の關係を有する實際的設備として藝術家乃至好事者の意匠にのみ放任する譯に行かない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼は即刻民政の職務を辞任すると言った...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...肆(ほしいまま)に貪食するに任す...
田中貢太郎 「続黄梁」
...すぐさま着任する恰好となった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...前に氏の市長に就任するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殆んど考えもせずに一任するのでした...
豊島与志雄 「画舫」
...一手に委任するから...
直木三十五 「南国太平記」
...読者の比較と判断に任すのみだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...想像の堅実で永久的かつ首尾一貫した原理にのみ由来すると自任する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...若い弁護人は確に斯の如くであると解釈して自分の担任する被告の方を見た...
平出修 「逆徒」
...朝食を終へ次の当番に室を任す...
北條民雄 「続癩院記録」
...たゞ燃えあがる情熱のまゝにその身を任すのは操る術を知らない者が猛り狂ふ駻馬に跨つて徒らに鞭打つやうだと考へます...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...遺言に身を任するか...
宮崎湖処子 「空屋」
...東靡西靡して其日其日の風に任する楊柳的の人物は以て今日を支ふるに足ず...
山路愛山 「英雄論」
...高橋新吉は「自然の排泄に任すのである」といい...
山之口貘 「詩とはなにか」
...私が生まれ育ったのもヘーヴァリルで――ゴールデン・ヒルそばのボードマン街(*1-4)にある古屋敷だった――一八九五年に政治経済学の講師としてミスカトニック大学に赴任するまでアーカムには来たことがなかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...遂に宣教師の追放に関しては内裏に一任するという返書を書かしめるに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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