...)勿論出版する期限等は全部岩波氏に一任すべし...
芥川龍之介 「遺書」
...今度横浜で震死した領事の代りに日本に赴任するといふ...
阿部次郎 「帰来」
...政府全く宗教を放任するときは種々の宗教国内に蔓延し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...丹波に赴任する日...
今井邦子 「誠心院の一夜」
...今朝の新聞に大久保君が東京へ転任するといふ噂が出てゐたよ...
薄田泣菫 「茶話」
...あなたの友達に身を任すなんてそんなことをする気遣(きづか)いはない」私は何を言うかと思いながら...
近松秋江 「うつり香」
...マルクス主義者を以て自任することがマルクス主義と何の関係もない場合が多いと同じように...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...妻の都合のよいように一任する...
外村繁 「澪標」
...殆んど考えもせずに一任するのでした...
豊島与志雄 「画舫」
...自分を知れる人にその判断を任すれば事は足る...
新渡戸稲造 「自警録」
...その国事に関する行為を委任することができる...
蜷川新 「天皇」
...美しき流れに逞(たくま)しき手足を任す人こそめでたけれ...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...異教徒に身を任すくらゐならばすゝんで死を選べと妾達は説かれて来た天国の夢見るピユウリタンなのだ...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...例えば絵画の輪郭ばかりを描きて全部は観(み)る者の想像に任すがごとし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...二月二日西町奉行堀利堅就任す...
森鴎外 「大塩平八郎」
...それ故今のままで職人たちに凡てを一任する事は冒険なのです...
柳宗悦 「民藝四十年」
...東靡西靡して其日其日の風に任する楊柳的の人物は以て今日を支ふるに足ず...
山路愛山 「英雄論」
...筑前守が覚悟に任すの態に候ふ...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索