...その往くところに任するときは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...明日發つて十里許りの山奧の或小學校の代用教員に赴任することになつた...
石川啄木 「鳥影」
...左(と)に右(か)く鴎外が就任すると即時に断行された...
内田魯庵 「鴎外博士の追憶」
...言ふことは汝の言ふに任す...
種田山頭火 「其中日記」
...唯自己の智見と良心とに是れ任す可きのみ特に国民を指導する党首に於て最も其然るを見る...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...」「それではこれからまた新らしく京都(あちら)に赴任するつもりで出かけるかね...
豊島与志雄 「恩人」
...明治卅六年において長男の健行が前年を以て農科大学の乙科獣医科を卒業しこの年は宮崎県の農学校に採用されて赴任する事になったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...○土方工夫の輩酒気を帯び鉄鎚(かなづち)を携えて喧嘩面で電車に乗込めば乗客車掌倶に恐れて其の為すに任す...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...古賀君が自分の希望で転任するという話でしたからで……」「古賀君は全く自分の希望で半ば転任するんです」「そうじゃないんです...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...自分を知れる人にその判断を任すれば事は足る...
新渡戸稲造 「自警録」
...下級裁判所に委任することができる...
日本国 「新憲法の解説」
...一任するという意味でした...
長谷川時雨 「九条武子」
...古風を以つて自任するわたしは...
秘田余四郎 「字幕閑話」
...登記の手続(てつづき)やその他必要なことを全部委任することの出来る人はないかと聞き糺(ただ)した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...京都大學へ轉任すると聞いた時に...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...「私は堀普請が終ったら国老を辞任する...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もう一度前に戻りたい気持ちを見捨て流れに身を任すような切なさで...
横光利一 「旅愁」
...その保任するところの法に応じて価値を獲得する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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